不明にして、最近になって知りましたが、8月20日に東京新聞が一面で「増える書店ゼロの街」という取材記事を掲載したそうですが、この反響が業界外から多く、20数社に及び、情報提供をした書店動向を調査しているアルメディアも驚いているそうです。それによれば、全国の自治体(市町村)の17%に当たる317市町村が、すでに「書店ゼロ」になっているとのこと。その中には市が4つ含まれていて、東京にすぐ近い人口四万六千人「つくばみらい市」もその一つ。つくばエクスプレスが出来て、都心が近くなりすぎて「地元客が大都市の商圏に吸収されてしまった可能性」があるのではと指適されています。
一方、北海道留萌市の三省堂書店の支店として昨年オープンした「留萌ブックセンター」は、2千人以上集めた住民の署名運動や自治体の支援が誘致に成功し「書店ゼロから脱した」地域。150坪の書店に本当は8人ほどの店員が欲しいそうですが採算を考えると6人が精一杯。約20人のボランティアが交代で助けているといいます。「市クラス」の地域でも、採算の採れる書店経営が難しくなっている現状が報ぜられています。10年ほど前になりますが、業界を卒業した人々による「シルバー書店構想」なるものを夢想してましたが、それが現実になっているようですが、実際に担っていボランティアの年代はシルバーよりもう少し若い方々のようです。維持可能な地域の「書店空間の確保」の方策をいろいろ考えてゆかねばならない時代、なんとか実現出来るモデルケースが幾つかつくれないか? と考えますが!
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