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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター通信 No.1340(2015/02/05)

出版ニュースの最新号(2015年2月上旬)、瀬戸内市図書館開設準備室・嶋田学さんの図書館欄=「年を重ねること、本と図書館にできること」によれば、同館は昨年の10月から市内の高齢者施設15カ所への巡回貸出を始めたといいます。大きな活字の本や写真集、画集、介護実用書など200冊前後を持込んでいるという。図書館員が紹介しつつ本の頁をめくるとお年寄りの眼光がみるみる輝きを増してくるのだといいます。「自らの意思で本という対象に意識を向け、その意味世界を心身に取り込んでいるという心象風景」なのだといいます。

数年前、富山の桂書房から、酒井キミ子著「戦争していた国のおらが里」という、戦後間もないころの農村風景や生活風景を色鉛筆で描いた本当に懐かしい画文集が出た時、先日、93才で亡くなった友人の母上に見舞として差上げたことがあります。友人の話では、老人介護施設の仲間と懐かしそうに見て、話していたといいます。アクティビティの一つとして「回想法」というのがあるそうで、嶋田さん達は、それも図書館の仕事として取り組んでいるそうで、かって地方出版社の多くが出していた地域の写真集や画集、資料集がそのお役にたつ時代が来ているのだと気づきました。

ここは教育委員会が保存している、生活道具などの民具も施設に持込み提供しているそうで、本とモノを組合わせて高齢者の記憶を呼び起こし、貴重な地域の記憶や文化を伝承するという営みともなっているそうです。

これから出る本・新刊案内

●3.11被災地の子どもたちに届けたい本の選書作業から生れました。東京子ども図書館編・刊「今、この本を 子どもの手に」1,000円は、震災で蔵書を失った図書館の児童室、学校図書館、子ども文庫などで揃えて欲しい本の最新リスト、1000点を収録。出版社に在庫のあるもののみを掲載しています。日本中、どこでも子どもによい本を手渡したいと願っている方たちに役立つリストと自負しています。ISBN978-4-88569-075-4

●平成18年刊行の旧版に、探訪に役立つ現地案内地図と、新コラム2編を追録した増補改訂版。塙静夫著「とちぎの古城を歩く」2,000円 下野新聞社は、栃木考古学の第一人者が歴史的、地勢学的背景から県内108の城館跡の栄枯を綴るオールカラーガイド。ISBN978-4-88286-573-6

●長年、自閉症の子どもたちの授業をしてきた著者が、障害表明の考え方、事前の準備、授業の持ち方、事後のフォローアップ等について経験を書き記したキャサリン・フェハティ、キャロル・グレイ、服巻智子著、服巻智子編・訳「自閉症スペクトラム クラスメートに話すとき」1,500円 エンパラーメント研究所は、ASD(自閉症スベクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)など障害のある人々の参考になればと書いたもの。2部、3部に授業で活用してきたキャサリン・フェハティの友達理解プログラムと、キャロル・グレイのシックスセンスの授業案の紹介を加えています。ISBN978-4-907576-34-9

●絶版だった<北海道温泉めぐりガイド=いい旅研究室>の6号と7号のほぼ全てと8号の一部を一冊にした復刻出版。舘浦あざらし著「北海道いい旅研究室傑作選V」800円あざらし舎が出ました。2002年から05年に出たもので当時の記述や情報のままです。ISBN978-4-901336-32-1

●いまでも日本全国に31校の公立夜間中学があります。最近は不登校の生徒が増えているということです。42年間、夜間中学の専任教師を勤めた見城慶和の文、小林チヒロ/写真「夜間中学校の青春」2,300円 遊人工房は、人が知識を得ること、学校に通い、仲間と学ぶことが、いかに強い力を生み出すか!を活写した写真文集。2001年に大月書店から出て、五刷まで発行された絶版本の再刊。ISBN978-4-903434-74-2

●なぜ日本人は生きもの供養をするのか。それは生き物の命をいただいて生きているからに他なりません。長野浩典著「生類供養と日本人」2,000円 弦書房は、ウシ・ウマ・クジラはじめウミガメ・イナムシ・カイコなどの供養塔が示す、生きものと人との歴史を巧みに読み解いた画期的な書。ISBN978-4-86329-112-6

●新規に、岩手復興書店の出版物を扱います。大震災で町の機能をほぼ失った岩手・大槌町が40日という短期に奇跡の学校再開を成し遂げた歩みを聞き書きで再現します。望月善次著「被災の町の学校再開」1,852円は、失意の底の先生たちを立ち上がらせた、大槌町教育委員会派遣・駐在指導主事の武藤美由紀さんの証言によって辿ります。ISBN978-4-907100-25-4

●廃線となって45年、琵琶湖の西岸、浜大津から今津までを結んでいた鉄道の回想。路線全駅の運行時写真と解説文でよみがえります。大津市歴史博物館編「江若(こうじゃく)鉄道の思い出」1,600円は、滋賀のサンライズ出版から2月中旬刊行。ISBN978-4-88325-554-2

●品切れであった暗黒通信団発行の2点が入りました。真実のみを記する会著「オメガ定数1,000,000桁表」(ISBN978-4-87310-217-7)567円と中条蘭著「C++フリーライブラリーの使い方」(978-4-87310-221-4)600円です。


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