地方・小出版と読者を結ぶ

Web情報誌アクセス

2025年10月号(通巻585号)

“こんなの欲しかった”を届ける出版社

文・FBOOKS出版 羽鳥史絵

ちょっと変わった生い立ちの出版社

 FBOOKS出版は、少し変わった出版社かもしれません。なぜなら、「出したい雑誌が先にあり、それを出版するために生まれた出版社」だからです。

 当時は、そもそも出版社を作ることができるのか、甚だ疑問でした。出版社で仕事をしていたからこそ、「出版社を作るなんて無謀だ」と思いましたし、今でも大それたことだと感じています。

 出版社を作るきっかけは、雑誌の版元を変更したことから始まりました。雑誌はすでにトライアル版VOL.0として既存の出版社から販売していました。一通りいちから制作を経験し、コミュニケーション不足によってその出版社に対する不安や疑問が生まれ、「作り手がある程度把握できる会社から刊行したい」と考えるようになりました。いくつかの出版社と話をしていた中で、小さな出版社を経営されている方と出会いました。

 初めて聞く出版社で、お一人で運営しているとのこと。設立理由は「作りたい本があったから自分で作った」と語られ、その一言に目からウロコが落ちました。その後、調べるうちに「私でも何とかできるのではないか」と思い、大冒険をする気持ちで出版社立ち上げをスタートしました。

大冒険をする気持ちで出版社立ち上げ

 出版社の設立は、雑誌制作や他の仕事と並行して、ギリギリのスケジュールで進めました。さまざまなところから連絡が入り、ひとつの認可が下りるたびに一喜一憂しながら、乗り越えられたのは家族の応援と協力のおかげだと思います。
 今振り返っても、このときが人生のターニングポイントであり、1年前には想像もできなかった行動力でした。

理解を示してくれた地方・小出版流通センター

 出版社を立ち上げるにあたり、いくつか思い出深いエピソードがありますが、そのひとつが取次に関することです。当時、メールでお問い合わせしたのが地方小出版様でした。

 実は最初、地方・小出版流通センター様からは取扱不可とのご連絡をいただいていました。しかし、取次がないと本が流通できない。どうしてもお願いしたいと思い、決死の覚悟で直接お電話し、経緯をご説明したところ、快諾していただくことができました。

 現在、雑誌がきちんと流通し、書店やオンラインでご購入いただけているのも地方・小出版流通センター様のおかげです。あのとき無我夢中で電話をかけてしまい、多くの失礼があったかもしれないと反省しつつも、お引き受けいただけて本当によかったと、しみじみ感じています。

FBOOKS出版に込めた意味

 出版社名の意味を尋ねられることがありますが、実は特別に深い意味があるわけではありません。漢字にすると似たような名称が多く、混同されそうだったため、アルファベット表記にしました。

 “BOOKS”は雑誌や書籍をたくさん世に送り出したいという思いから。“F”は、記念すべき第一号の雑誌『FURRY』(ファーリー)に由来しています。また「自由(Freedom)」や「公平(Fair)」といった意味合いも込めています。

 さらに、子どもの頃に好きだった星新一氏の作品に登場する“F氏”のような、シンプルで象徴的な響きが好きだったことも理由のひとつです。ちなみにロゴは、ChatGPTがスタイリッシュに作ってくれました。

FBOOKS出版ロゴ

紙媒体の持つパワー

 タイトなスケジュールで出版社を立ち上げてまで出版したかった雑誌は、犬の雑誌でした。既存にはない新しい切り口とテーマで、幅広い読者層にアプローチすることを目指した実験的な内容になっています。

 まわりからは「雑誌は売れない。魅力的な内容でも雑誌の購買層は減少している。ましてや犬はニッチなジャンルすぎる」と言われていました。

画像  ですが、まさにそこに出版社を立ち上げた理由があります。紙媒体が持つ信頼性やブランド価値を武器に、ニッチな層に届ける戦略を考えていたからです。

 小さな出版社だからこそできる身軽なフットワークで、読者にとって高い価値を感じる情報や体験を届けたいと思っています。それには紙媒体のみではなくWeb、SNS、オフラインなど複数のメディアをオールアラウンドに使うことが必要で、それぞれのよさを組み合わせた雑誌ビジネスを構築することを目指しています。

《写真左》DogMagazine FURRY vol.1 わんこと人との新しいカタチ/税込価格1500円・ISBN978-4-9914284-0-1

具体的な雑誌作りと今後の展開

 雑誌ビジネスを成り立たせるために、ちょっとしたスパイスを意識しています。
 ビジュアル重視の構成、投稿写真を極力避ける方針、古さを感じさせない特別な情報、自分ごととして参加できる読者体験。これらはすべて、雑誌らしさをより強く感じてもらうための工夫です。

 「いい雑誌だった」と印象づけることが重要で、まだまだ改善の余地はありますが、読者にはその想いが確実に伝わっていると感じています。

 現在は、毛色の異なる新たな雑誌の出版を計画中です。また、将来的には書籍にも挑戦したいと考えています。どのような形であっても「こんなの欲しかった」と思っていただけるような良質なコンテンツをFBOOKS出版の刊行物として届けることを使命とし、これからも努力を続けていきます。

(はとり ふみえ/FBOOKS出版)


新刊ダイジェスト

『関門北九州の戦争と平和 -米国戦略爆撃調査団資料の分析』●梶原康久 著

書影  1945年の終戦直後、米国は爆撃効果と戦争能力を検証するため、1500人規模の戦略爆撃調査団(USSBS)を日本に派遣し、官庁や企業からの資料収集、戦争に深く関わった広田弘毅、近衛文麿らの政治家と全国60地点で無作為に抽出した17歳から69歳の市民3135名から聞き取りを行い、翌年には108巻もの報告書を完成させた。報告書は様々な形で翻訳、出版されているが、全体動向を総括したもので、60地点個々の詳細は分からない。幸いにも報告書作成に使われた膨大な元資料が地点ごとにファイリングされ、国立国会図書館憲政資料室に保管されている。

 本書は、調査対象地となった下関市、北九州市、福岡県京都郡(行橋町、豊津村)の聴取記録を読み解き、銃後の市民の戦意、即ち戦争に対する意欲と能力を示す諸要因に焦点を当てて分析したものである。聴取項目は、現在の生活状況、指導者や天皇及び戦争遂行への思い、敗戦の不安、米国宣伝ビラの認識、戦中の米国及び進駐軍への意識、爆撃と防空設備、空襲の責任の所在、原爆、日本の将来像など41項目に及んでいる。陳述は職種、男女、年齢、空襲体験の有無などによって異なり、一律の結論は導けないが、生々しい声が引き出されている。共通するのは、「人々が戦争に疲れ、うんざりし」「平和の到来に対する歓喜」が滲み出ていることであるという。

 3地点別のまとめのほか、「軍都・小倉の建物疎開」、被聴取者の一人である映画館オーナーの陳述による「映画と戦争」、作家火野葦平に対して特別に行われた聴取内容から作品『革命前後』を考察した「火野葦平の1945年」も興味深い。

 「あの戦争を歴史的・構造的に捉えることに関しては曖昧なまま、「戦後」は始まった」との指摘は重要である。調査は占領国によって実施されたものとはいえ、わが国初の科学的世論調査である。他地点でも同様の検証がされることを願ってやまない。

(飯澤文夫)

◆2500円・A5判・323頁・花乱社・福岡・202507刊・ISBN9784911429112

《オンライン書店で購入》
※主なショッピングサイトのトップページにリンクを貼っています。リンク先の書店によっては、お取り扱いしていない場合があります。ご了承ください。
HonyaClub.com紀伊國屋WebStoreセブンネットショッピングe-hon楽天ブックス丸善&ジュンク堂書店アマゾンHMV&BOOKS onlineYahoo!ショッピング

地方・小出版流通センターへの直接注文、お問い合わせはコチラをご覧ください。

『浅川地下壕 -八王子に眠る東京都最大の地下壕』●齊藤勉 著

書影  日本軍がアジア・太平洋戦争末期に各地に地下壕を掘り、戦争遂行のための機能をそこに移転しようとしたことは広く知られています。政府中枢機能の移転先として長野県の松代に掘られた松代大本営などは有名ですね。そんな地下壕が東京西郊にも作られていました。それが本書のタイトルともなっている浅川地下壕です。浅川とは現在の八王子市、高尾駅のあたりです。1944年半ば、日本本土への空襲が現実のものとなる中、ここにも一大地下壕が建設されることになりました。

 当初陸軍の施設として掘削された地下壕ですが、途中でその目的が変更されます。空襲に晒されるようになった中島飛行機武蔵製作所がこの壕に移転することとなりました。工事にはトンネル掘削技術を持っていた国鉄の技術者や受注した企業の労働者、そして朝鮮人労働者から学徒動員の学生たちまで、様々な人々が動員され急ピッチで進められました。しかし折角掘られた地下工場は、機械が能率的に配置された地上の工場と比べ、はるかに生産性が劣るものであったようです。結局掘られた壕の多くは利用されることはありませんでした。戦後はマッシュルームの栽培に利用されたりもしたようですが大半が打ち捨てられていました。また陥没事故の原因ともなるなど一部では危険な状態になっていました。

 本書冒頭にも戦況に疑問を呈する当時の人物が出てきますが、飛行機工場を山中のトンネルに移さなければならない状況でもいまだ戦争を続けていたことが疑問でなりません。そこまで追い詰められてなお戦争を続けたことで、さらにどれだけ多くの犠牲を生んだでしょうか。そして肝心の地下工場はろくに稼働できないありさまです。

 そしてそんな浅川地下壕を後世へ伝え残そうと著者たちは様々な活動をしてきました。その活動の一環として、浅川地下壕の戦中そして戦後の歴史がコンパクトにまとめられた本書は、戦時下の軍需土木工事の実相とそれを保存する意義を伝えるとともに、無謀な戦争の空しさをも感じさせます。(副隊長)

◆600円・A5判・63頁・揺籃社・東京・202508刊・ISBN9784897085326

《オンライン書店で購入》
※主なショッピングサイトのトップページにリンクを貼っています。リンク先の書店によっては、お取り扱いしていない場合があります。ご了承ください。
HonyaClub.com紀伊國屋WebStoreセブンネットショッピングe-hon楽天ブックス丸善&ジュンク堂書店アマゾンHMV&BOOKS onlineYahoo!ショッピング

地方・小出版流通センターへの直接注文、お問い合わせはコチラをご覧ください。

『手賀沼よ干拓前によみがえれ』●青木更吉 著

書影  さいしょに本書を手にした時、タイトルと表紙絵に目を奪われた。表紙については後述するとして、まずタイトル。干拓地を沼に戻す土木工事を提唱する本かな。「キツイな」と危惧しながらページをめくる。すると「ある先輩の紹介で、2人は知り合った。その最初のデートが手賀沼だった。」という私小説風の書き出しから始まる。椅子から転げ落ちるほど驚いた。続く第1章では「手賀沼周辺を歩く」と題し、90歳を超えた翁が6日間かけて、29年ぶりに徒歩と自転車(!)で手賀沼周辺をめぐる。ボート屋や釣り人といった街で出会う人々の声を書きとめてゆくのだが、現役時代は小学校の教壇に立っていた著者ならではの、街の人々に向ける優しい眼差しが心地いい。そして第2章から各論に入り「歴史と農業」「自然と漁業」「汚染と浄化対策」「手賀沼に魅せられた人々」といったテーマが俎上に乗り、考察され、最終章では、著者の研究の出発点である「民俗」という自家薬籠中のテーマが取り上げられる。また「汚染と浄化対策」では、タイトルの「手賀沼よ干拓前によみがえれ」の意味が解き明かされる。

 手賀沼は北千葉導水路で利根川の水を注入したことにより浄化が進んだが、川に近い生態系に変化してしまった。そこで、利根川の水を沼に注入することを徐々にやめる方向で検討してはどうかと提案しているのである。

 私小説、エッセイ、研究論文、聞き書きなど、文章のスタイルを自由自在に変化させながら、著者は融通無碍に時空間を超えてゆく。90歳を超えた著者が、これまで数え切れない程たくさんの人と出会い、様々な刺激を受け、それを柔らかい感性で受け止めてきたからこそ書ける滋味あふれる文章だと思う。

 私見で恐縮だが、この小さな本は東葛エリアの地域研究の金字塔となる作品ではなかろうか。最後に、表紙絵は故長縄えいこさんの版画で、平成4年に再演されたオペラ「手賀沼讃歌」のポスターだった。33年前の版画がまるでこの本のために用意されたように見える。著者と懇意にしていた故長縄さんの時空間を超えたコラボレーションに思えた。(石井一彦)

◆1200円・A5判・130頁・たけしま出版・千葉・202507刊・ISBN9784925111805

◎関連書籍:『手賀沼・我孫子別荘史』●小林康達 著

《オンライン書店で購入》
※主なショッピングサイトのトップページにリンクを貼っています。リンク先の書店によっては、お取り扱いしていない場合があります。ご了承ください。
HonyaClub.com紀伊國屋WebStoreセブンネットショッピングe-hon楽天ブックス丸善&ジュンク堂書店アマゾンHMV&BOOKS onlineYahoo!ショッピング

地方・小出版流通センターへの直接注文、お問い合わせはコチラをご覧ください。

『ユタに生きる 下巻』●円聖修 著

書影  シャーマニズムの伝統が残る奄美でユタの資質を持って生まれた著者の円聖修氏は、17歳でその資質が発現し(神障り)、28歳で正統な成巫儀礼を経てユタとなった。最初の著書『奄美三少年 ユタへの道』では、ユタへと目覚めていく少年時代の過程が不可思議な体験とともに描かれ、前著となる『ユタに生きる 上』では、高校卒業後に奄美を離れ、上京してから体験したことを中心にまとめられていた。そしてこの下巻においては、さまざまな悩みに苦しむクライアントへのカウンセリングや占いといった、ユタとしての現在の仕事における具体的な相談事例が詳細に描かれている。読者はここで、ユタとしての著者がその見霊的意識で何を視ているかをつぶさに知る。そして、様々な困難にぶつかっていた相談者たちが治癒と回復へと至る過程を見る。そればかりか、常人には及びもつかないことだが、著者の見霊意識にだけ見えている存在者もその過程でまた救済されていく。

 最も興味深く読んだのは、父親の臨終の場面に立ち会った著者が、見霊的意識で見た時、人の死とはどういうことかを「実況」しているところだ。肉体的には単に息絶え、鼓動が止まるだけと見えるが、見霊的意識においては、また違うドラマが繰り広げられているようなのだ。

 このような、私たちには判断がつかないような神秘的事象をあげれば枚挙にいとまがないが、否定するにしろ肯定するにしろ、そういったことに拘泥するよりは、著者がユタとして相談者に向き合う真摯さや倫理的な姿勢に注意深く目を向けたい思う。そこには、見霊的意識を誇大に喧伝するところはなく、相談者の治癒と回復をともに喜ぶ、という町医者にも似た謙虚さが印象に残るのみである。

 また、奄美ユタとしての伝統を継承すべく腐心している様子もうかがえる。中小企業や伝統工芸の世界と同じように奄美ユタもまた後継者不足に直面しているようだ。(N)

◆1800円・四六判・222頁・南方新社・鹿児島・202508刊・ISBN9784861245411

◎関連書籍:『奄美三少年 ユタへの道』●円聖修 著『ユタに生きる 上巻』●円聖修 著

《オンライン書店で購入》
※主なショッピングサイトのトップページにリンクを貼っています。リンク先の書店によっては、お取り扱いしていない場合があります。ご了承ください。
HonyaClub.com紀伊國屋WebStoreセブンネットショッピングe-hon楽天ブックス丸善&ジュンク堂書店アマゾンHMV&BOOKS onlineYahoo!ショッピング

地方・小出版流通センターへの直接注文、お問い合わせはコチラをご覧ください。

『夏目漱石と吉本隆明 -自立思想の源流と行方』●島征一郎 著

書影  1945年3月13日の大阪大空襲で著者は、当時1歳だった妹とともに母親を亡くした。その時3歳8ヶ月だった著者にその時の記憶はないという。学生時代には吉本隆明の思想に心酔し、吉本が編集していた雑誌『試行』の年間購読者となり、大阪から東京の吉本宅に会いに行ったともあった。吉本は未熟な学生の話にしっかり耳を傾けてくれたという。それが「今でも懐かしい思い出」だと述懐する。その後友人達と同人雑誌を出し、吉本の「自立の思想」について論稿を書いた。しかし、仕事をするようになると吉本から距離を置かざるを得なくなってきた。仕事に多くのエネルギーを奪われて余力なく、原理や緻密な論理追求の思考力が続かない。吉本の新刊を購入しても積読状態になった。

 老いと共に「一番わからないのは自分のことだ」とよく思うようになった。そして自ら公認会計士の仕事を退いて、著者が言うところの「自由研究時代」に入った。『日本の歴史』講談社全25巻、小学館全16巻を読み継ぐ傍ら幾つかの研究会、勉強会に参加した。そんな折、弟に誘われて空襲で亡くなった母親の故郷である沖縄を旅行した。そこで見た巨大城(グスク)跡の城壁の見事さに驚いた。「なぜこんな見事なグスク跡が小さな島嶼に数多く存在しているのか」。著者は沖縄研究を全てに優先させることにした。すでに70歳を超えていた。それは、無意識裡では記憶にない実母との関係の空白を埋める作業でもあった。そしてここで著者は、吉本隆明に再び出会ったのだ。吉本には南島論のような沖縄についての論考がある。著者は、手付かずでいた吉本の1980年代以降の著書を読むようになった。そして『超「二〇世紀論」』(アスキー刊)などのインタビューのなかで吉本が「自己相対化」ということを言っているのを見出した。それはかつて若き著者が論究した「自立の思想」の後継概念と見えた。「自立の思想」は消費資本主義時代において「自己相対化」へと継承されたのだ。

 もう一つ、最晩年の吉本が遺言のように「漱石を読め。坊ちゃんでも三四郎でも」と言っていたのを知り、遅まきながら漱石作品を繙くようになった。その中で『硝子戸の中』や『道草』にやはり「自己相対化」の視点を見出した。著者の理解によれば吉本の自立思想、「自己相対化」の発想は漱石から大きな影響を受けたもの、ということになる。

 老いてのち、吉本隆明と夏目漱石というこの国の偉大な思想者にのめり込み、著者はそこから「自己相対化」という視点を掴み取った。それは著者にとって吉本理解、漱石理解の要となった。(岡安 清)

◆1000円・四六判・82頁・耕文社・大阪・202508刊・ISBN9784863770973

◎関連書籍:『地獄と人間 -吉本隆明拾遺講演集』●吉本隆明著

《オンライン書店で購入》
※主なショッピングサイトのトップページにリンクを貼っています。リンク先の書店によっては、お取り扱いしていない場合があります。ご了承ください。
HonyaClub.com紀伊國屋WebStoreセブンネットショッピングe-hon楽天ブックス丸善&ジュンク堂書店アマゾンHMV&BOOKS onlineYahoo!ショッピング

地方・小出版流通センターへの直接注文、お問い合わせはコチラをご覧ください。

『平安貴族の和歌に込めた思い 続々 -小野小町・小野篁・醍醐天皇・藤原章子・大弐三位・赤染衛門』●今井雅晴 著

書影  現代における歴史学研究の大きな役割の一つは、その時代を生きた人々がどのような心を持って何を思い、どのように生きたかを探ることにあるのでは、と考える著者は、その史料として和歌を取り上げてきた。自分の思いを人に伝え、また神々にも伝える方法として昔からその時代の人々の日常生活の中に組み込まれていた和歌。中でも平安時代の貴族の歌にスポットを当てた本書は同タイトルのさらなる続編で第3弾となり、今回は小野小町・小野篁・醍醐天皇・藤原彰子・大弐三位・赤染衛門・二条天皇の7人を取り上げる。

 世界三大美女の一人とされる小野小町は機転のきく会話も得意で人から好かれ、恋愛の歌を含む楽しい和歌を多く残した。恋の歌が多い一方で、『百人一首』にも採用された歌などでは自身の容色の衰えや寂しい思いを詠み込んでおり、人生の悲哀を感じさせる歌も残している。第60代の醍醐天皇は皇族ではなく臣下の出という、現代に至るすべての天皇の中で唯一の珍しい経歴の持ち主だが、在位期間は33年と長く、『古今和歌集』を完成させたことでも有名。遣唐使に任命されながらも辞退したため、嵯峨上皇によって隠岐島に流されたが、文武両道で活躍した巨漢の小野篁、父・道長と弟・頼道の政治を支え、多くの女性歌人を率い、和歌の充実にも尽力した藤原彰子、紫式部の娘で、80歳を超えてもなお現役の歌人として活動した大弐三位、道長の妻倫子に仕え、高名な学者、大江匡房の曽祖母である赤染衛門、夭折するが「末の世の賢王」と言われ、貴族との交流のために和歌の会を重視した二条天皇。優れた歌人たちの生涯をたどり、歌に込められた思いをひもといていく。(Y)

◆1800円・B6判・167頁・自照社・滋賀・202508刊・ISBN9784910494418

◎関連書籍:
『平安貴族の和歌に込めた思い -菅原道真・藤原道長・紫式部・清少納言・白河天皇・源頼政』●今井雅晴 著
『平安貴族の和歌に込めた思い 続 -桓武天皇・在原業平・紀貫之・菅原孝標娘・待賢門院堀河』●今井雅晴 著

《オンライン書店で購入》
※主なショッピングサイトのトップページにリンクを貼っています。リンク先の書店によっては、お取り扱いしていない場合があります。ご了承ください。
HonyaClub.com紀伊國屋WebStoreセブンネットショッピングe-hon楽天ブックス丸善&ジュンク堂書店アマゾンHMV&BOOKS onlineYahoo!ショッピング

地方・小出版流通センターへの直接注文、お問い合わせはコチラをご覧ください。


ジャンル別新刊案内(2025年08月期)

※今月はジャンル【自然科学】に該当する書籍はありません。

【雑誌】

◆S-style 2025年9月 vol.729 プレスアート編 280mm×210mm 104頁 600円 プレスアート [宮城] 978-4-503-23375-2 25/09
◆会津人群像 No.50 歴史春秋社編 B5 184頁 1500円 歴史春秋社 [福島] 978-4-86762-062-5 25/08
◆GREEN REPORT 548 2025年8月号 廣瀬 仁編 A4 191頁 2800円 地域環境ネット [埼玉] 978-4-909864-80-2 25/08
◆かまくら春秋 No.662 2025年6月号 伊藤 玄二郎編 B6 192頁 682円 かまくら春秋社 [神奈川] 978-4-7740-0924-7 25/06
◆かまくら春秋 No.663 2025年7月号 伊藤 玄二郎編 B6 192頁 682円 かまくら春秋社 [神奈川] 978-4-7740-0927-8 25/07
◆Be!160号 今成 知美編 A5 109頁 950円 アスク・ヒューマン・ケア [東京] 978-4-909116-48-2 25/09
◆地方史研究 第436号 地方史研究協議会編 A5 148頁 1143円 岩田書院 [東京] 978-4-86602-886-6 25/08
◆子どもと読書 473号 2025年9・10月号 親子読書地域文庫全国連絡会編 A5 44頁 509円 親子読書地域文庫全国連絡会 [東京] 978-4-907376-76-5 25/08
◆月刊終活 Vol.300 2025年9月号 吉住 哲編 A4 82頁 1500円 鎌倉新書 [東京] 978-4-503-23379-0 25/09
◆月刊住職 No.322 2025年9月号 矢澤 澄道編 A5 175頁 1800円 興山舎 [東京] 978-4-910408-61-3 25/09
◆子どもの文化 No.646 2025年9月号 片岡 輝編 A5 51頁 500円 子どもの文化研究所 [東京] 978-4-503-23378-3 25/09
◆the座 No.125 高橋 彩子編 B5 28頁 1091円 こまつ座 [東京] 978-4-503-23373-8 25/07
◆セセデ vol.774 2025年9月号 朝鮮青年社編 A4 47頁 545円 朝鮮青年社 [東京] 978-4-503-23377-6 25/09
◆東京かわら版 No.627 2025年9月号 佐藤 友美編 203mm×110mm 182頁 727円 東京かわら版 [東京] 978-4-910085-63-0 25/08
◆俳句四季 No.577 2025年9月号 にしい 洋子編 B5 160頁 1000円 東京四季出版 [東京] 978-4-503-23374-5 25/08
◆パズル通信ニコリ Vol.192 ニコリ編 257mm×148mm 130頁 1200円 ニコリ [東京] 978-4-89072-692-9 25/09
◆おりがみ No.602 2025年11月号 日本折紙協会編 A4 51頁 800円 日本折紙協会 [東京] 978-4-86540-159-2 25/09
◆海運 No.1175 2025年8月号 日本海運集会所編 A4 68頁 1200円 日本海運集会所 [東京] 978-4-503-23370-7 25/08
◆Fuji Airways Guide No.736 2025年9月号 フジ・インコーポレーテッド編 B5 49頁 364円 フジ・インコーポレーテッド [東京] 978-4-503-23376-9 25/08
◆フライの雑誌 第134号 堀内 正徳編 B5 128頁 1800円 フライの雑誌社 [東京] 978-4-911625-00-2 25/08
◆防衛技術ジャーナル 534 2025年9月号 防衛技術協会編 B5 64頁 1000円 防衛技術協会 [東京] 978-4-911276-17-4 25/09
◆本の雑誌 No.507 2025年9月号 浜本 茂編 A5 136頁 800円 本の雑誌社 [東京] 978-4-86011-569-2 25/09
◆産直コペル Vol.73 2025年9月号 産直新聞社編 A4 53頁 630円 コペル書房 [長野] 978-4-503-23372-1 25/08
◆総合詩誌 PO No.198 尾崎 まこと編 A5 138頁 1000円 竹林館 [大阪] 978-4-86000-546-7 25/08
◆オキナワグラフ No.762 2025年8月号 石田 奈月編 A4 64頁 660円 琉球新報社 [沖縄] 978-4-503-23371-4 25/08

【総記・事典・辞書・出版】

◆下野新聞 縮刷版 vol.716 2025年7月号 DVD-ROM 下野新聞社編 120mm×140mm 1頁 4200円 下野新聞社 [栃木] 978-4-88286-889-7 25/08
◆私家版 情報理論ノート 463(よんろくさん)著 A5 16頁 300円 暗黒通信団 [千葉] 978-4-87310-264-1 25/08
◆本づくりこれだけは 新版改訂2版 -/本の未来を考える 出版メディアパル46 下村 昭夫著 A5 150頁 1800円 出版メディアパル [千葉] 978-4-902251-46-3 25/09
◆気まぐれ雑学探訪 平沼 潔著 A5 83頁 800円 揺籃社 [東京] 978-4-89708-529-6 25/07

【哲学・宗教】

◆Ryuho OKAWA Grand Messiah Hypothesis  (2nd Edition) 栫井 邦彦著 A5 87頁 1000円 トラ研 [東京] 978-4-904176-06-1 25/07
◆八十五歳の親鸞 -信心と夢告 〈帰京後の親鸞―明日にともしびを―12〉 今井 雅晴著 B6 84頁 1000円 自照社 [滋賀] 978-4-910494-42-5 25/08
◆密教法具に学ぶ 新装版 今井 幹雄著 四六 225頁 3000円 東方出版 [大阪] 978-4-86249-469-6 25/08
◆ユタに生きる 下巻 円 聖修著 福 寛美監修 四六 222頁 1800円 南方新社 [鹿児島] 978-4-86124-541-1 25/08

【歴史・地理・民俗】

◆新生の大地に村をつくる 〈シリーズ時代を語る〉 宮田 正馗著 新書 157頁 800円 秋田魁新報社 [秋田] 978-4-87020-450-8 25/08
◆前橋藩士・遠藤鏘平と謹承 速水堅曹研究会編 A5 67頁 600円 上毛新聞社 [群馬] 978-4-86352-372-2 25/08
◆歴史と文化 34 栃木県歴史文化研究会編 A4 83頁 2000円 随想舎 [栃木] 978-4-88748-442-9 25/08
◆今につながる深谷の歴史① 『今につながる深谷の歴史』刊行委員会著 A5 279頁 1800円 まつやま書房 [埼玉] 978-4-89623-232-5 25/07
◆中世東国の集落遺跡 -室町・戦国期 永越 信吾著 A5 261頁 6000円 高志書院 [東京] 978-4-86215-263-3 25/08
◆この国を守った人たちのこと 全国護国神社會編著 新書 261頁 900円 神社新報社 [東京] 978-4-908128-43-1 25/08
◆八王子山車まつり年表 増補・改訂版 相原 悦夫編 A5 60頁 800円 揺籃社 [東京] 978-4-89708-531-9 25/07
◆浅川地下壕 -八王子に眠る東京都最大の地下壕 〈揺籃社ブックレット12〉 齊藤 勉著 A5 63頁 600円 揺籃社 [東京] 978-4-89708-532-6 25/08
◆長野県市町村合併図説 信濃毎日新聞社出版部編 A4 143頁 2200円 信濃毎日新聞社 [長野] 978-4-7840-7454-9 25/07
◆川と生きる 新千曲川百景 信濃川水系千曲川研究会編著 A5 227頁 2000円 龍鳳書房 [長野] 978-4-947697-88-2 25/06
◆漫画で読む 家康の軍師 屋代秀正 村石 正行監修 一重山みらい会議編 A5 146頁 1500円 龍鳳書房 [長野] 978-4-947697-89-9 25/08
◆高野山奥之院墓碑総覧 岩堀 元著 A5 563頁 9091円 羽衣出版 [静岡] 978-4-907118-86-0 25/08
◆尼崎市の100年 〈写真アルバム〉 大江 篤監修 A4 279頁 11000円 樹林舎 [愛知] 978-4-911023-14-3 25/08
◆写真アルバム 豊橋・田原の100年 植田 義之監修 増山 真一郎監修 A4 279頁 9082円 樹林舎 [愛知] 978-4-911023-13-6 25/08
◆フランス中世史Ⅰ カペー朝の革新 佐藤 彰一著 A5 543頁 8000円 名古屋大学出版会 [愛知] 978-4-8158-1203-4 25/08
◆世界ヘタレツアー -秘境めぐりはやめられない絵描きオバサンおトホホ旅日記 つるみ よしこ著 A5 119頁 1200円 月兎舎 [三重] 978-4-907208-30-1 25/09
◆世界遺産データ・ブック 2026年版 古田 陽久著 世界遺産総合研究所編 A5 192頁 2727円 シンクタンクせとうち総合研究機構 [広島] 978-4-86200-289-1 25/08
◆西瀬戸内海 回天巡礼 堀 雅昭編著 A4 110頁 1700円 UBE出版 [山口] 978-4-910845-08-1 25/08
◆昔日の岩下壮一・吉満義彦・遠藤周作 沼倉 延幸編著 A5 157頁 1800円 花乱社 [福岡] 978-4-911429-12-9 25/08
◆南インド神々と出会う旅 〈kankantrip27〉 河本 憲治著 A5 175頁 2000円 書肆侃侃房 [福岡] 978-4-86385-689-9 25/08
◆医と養生の四〇〇年 -原三信とその時代 原 寛著 四六 147頁 1300円 石風社 [福岡] 978-4-88344-334-5 25/05
◆父の戦跡 宮崎 裕爾著 四六 224頁 1800円 長崎文献社 [長崎] 978-4-88851-432-3 25/08
◆戦争が生んだ町 -宮崎市波島”沖縄・奄美”集落の80年 〈みやざき文庫158〉 土橋 大記著 四六 291頁 2200円 鉱脈社 [宮崎] 978-4-86061-924-4 25/08

【社会・教育】

◆お囃子のある風景・とちぎ 茂木 真弘著 四六 167頁 2000円 随想舎 [栃木] 978-4-88748-440-5 25/08
◆企業100年の計はこの一冊にあり 菊池 明著 A5 203頁 1500円 関東図書 [埼玉] 978-4-86536-128-5 25/07
◆大人と子どものディスタンス -別れと出会いの子育てへ 浜口 順子著 A5 177頁 3500円 ななみ書房 [神奈川] 978-4-910973-39-5 25/07
◆肉体言語 -三島由紀夫 憂國、愛國、武士道 阿形 充規他+RJ編集部編 四六 325頁 3200円 アジア新聞社 [東京] 978-4-9911961-4-0 25/09
◆地名と風土 第18号 日本地名研究所編 B5 194頁 2000円 岩田書院 [東京] 978-4-86602-722-7 25/07
◆疾風怒濤の中学生「討論の授業」に挑む 上巻 長谷川博之の国語著作集1 -中学1年国語科通信「言の葉」全授業記録 長谷川 博之著 野口 芳宏著 B5 131頁 2450円 学芸みらい社 [東京] 978-4-86757-094-4 25/09
◆法曹の倫理 第4版 森際 康友編 A5 418頁 3800円 名古屋大学出版会 [愛知] 978-4-8158-1201-0 25/08
◆三高NAVI 2025 夕刊三重新聞社編 A4 128頁 900円 夕刊三重新聞社 [三重] 978-4-89658-020-4 25/08
◆グルメな夫と料理ができないオヨメサンの愉快な暮らし 2 タナハシ トシエ著 B5 116頁 1800円 三学出版 [滋賀] 978-4-908877-64-3 25/06
◆保育はジェンダーを語らない 天野 諭著 四六 238頁 1800円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1387-1 25/08
◆先生を続けるための『演じる』仕事術 松下 隼司著 四六 183頁 1800円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1380-2 25/08
◆「いじめ防止対策」から学校をつくりなおす 鈴木 庸裕編著 住友 剛編著 四六 225頁 1900円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1389-5 25/08
◆夢とか希望とか愛とか友情とか 山ノ内 はる子著 四六 150頁 1600円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1394-9 25/08
◆日本社会をリビルドする 岡田 知弘著 四六 216頁 2400円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1388-8 25/08
◆センス・オブ・ワンダーを語る 上遠 恵子編著 四六 213頁 2000円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1390-1 25/08
◆韓国市民社会がめざす希望 石坂 浩一著 四六 170頁 1900円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1395-6 25/09
◆唯物論と現代70 関西唯物論研究会編 A5 220頁 2400円 文理閣 [京都] 978-4-89259-972-9 25/08
◆消費者法ニュース 第144号 消費者法ニュース発行会議編 B5 284頁 3182円 耕文社 [大阪] 978-4-86377-096-6 25/07
◆続・保守王国の政治 -愛媛政治分析 北原 鉄也著 四六 217頁 1600円 創風社出版 [愛媛] 978-4-86037-355-9 25/08
◆中小企業診断士2次試験事例Ⅳ ハイスコアマスター -計算力で勝ち抜け! 80点超えを目指す実践問題集 早坂健治著 吉田晴香著 B5 378頁 3500円 リーブル出版 [高知] 978-4-86338-450-7 25/08
◆わたしがいる あなたがいる なんとかなる 奥田 智志著 四六 293頁 1700円 西日本新聞社 [福岡] 978-4-8167-1021-6 25/08
◆トートーメーの民俗学講座 新装改訂版 -沖縄の門中と位牌祭祀 波平 エリ子著 四六 223頁 2000円 ボーダーインク [沖縄] 978-4-89982-493-0 25/08

【工業・技術・産業・コンピューター】

◆1級ボイラー技士 令和7年ー8年版 図解テキスト&過去問6回 公論出版編 A5 309頁 3000円 公論出版 [東京] 978-4-86275-334-2 25/08

【芸術・コミック】

◆白鳥 北国の風景をつくった使者たち 竹田津 実著 A5 231頁 2500円 北海道新聞社 [北海道] 978-4-86721-164-9 25/07
◆初心者でも弾ける 大人の簡単ピアノ 久石譲BEST 青山 しおり編 233mm×297mm 148頁 1600円 ドリーム・ミュージック・ファクトリー [埼玉] 978-4-86571-602-3 25/08
◆ソロ・ギターで奏でる 大人の歌謡名曲集50 鈴木 たけつぐ編 228mm×303mm 208頁 2000円 ドリーム・ミュージック・ファクトリー [埼玉] 978-4-86571-604-7 25/08
◆初級ソロ・アレンジ カフェ・ピアノ 華麗なるクラシック 青山 しおり編 228mm×303mm 136頁 1800円 ドリーム・ミュージック・ファクトリー [埼玉] 978-4-86571-605-4 25/08
◆模範演奏CD付 ウクレレ/サザンオールスターズ 勝 誠二編 225mm×300mm 112頁 2600円 ドリーム・ミュージック・ファクトリー [埼玉] 978-4-86571-588-0 25/08
◆2音からのおとなソロ・ピアノクラシック人気曲 三葛 朋子著 A4 92頁 2000円 アルファノート [東京] 978-4-911000-21-2 25/08
◆山崎晴太郎 個展:個展越境するアート、横断するデザイン。 山崎 晴太郎著 23.1mm×32mm 180頁 8700円 けやき出版 [東京] 978-4-87751-652-9 25/08
◆いのちの聲 鈴木 一雄著 228mm×284mm 176頁 4500円 風景写真出版 [東京] 978-4-903772-87-5 25/08
◆楽壇の生き証人 田邊稔の日本フィル物語 -オーケストラとコントラバスに捧げた奇跡の人生 田邊 稔著 四六 262頁 1500円 ポトス出版 [東京] 978-4-901979-57-3 25/08
◆Into the Light Ⅱ 木沢 和子著 文庫 20頁 4200円 アイカラー [長野] 978-4-905092-62-9 25/09
◆JAPANESE BLUE 小林 のりお著 260mm×223mm 127頁 5000円 赤々舎 [京都] 978-4-86541-207-9 25/08
◆見たさ、逢いたさ、思いがつのる 前田 賢吾写真 218mm×256mm 94頁 4800円 かもがわ出版 [京都] 978-4-7803-1386-4 25/08
◆だってほんとうのことですから.・・・。 たなか やすひろ著 B5 31頁 1500円 リーブル出版 [高知] 978-4-86338-456-9 25/08
◆野十郎の炎 新装版 多田 茂治著 四六 221頁 1800円 弦書房 [福岡] 978-4-86329-313-7 25/08
◆日本語ラップ  繰り返し首を縦に振ること 中村 拓哉著 四六 381頁 2400円 書肆侃侃房 [福岡] 978-4-86385-684-4 25/09
◆佐賀 いのちの賛歌 -田舎医者の四季 満岡 聰文 満岡 聰写真 B5 62頁 1700円 木星舎 [福岡] 978-4-909317-47-6 25/07

【文学・語学】

◆本でつなぐ過去と未来 -土崎空襲の記憶 本庫HonCo編集委員会編 B5変型 75頁 1800円 秋田文化出版 [秋田] 978-4-87022-627-2 25/08
◆反復/機械 -本田敬幸短編集2 本田 敬幸著 四六 361頁 2000円 上毛新聞社 [群馬] 978-4-86352-363-0 25/08
◆WEP俳句通信 147号 大崎 紀夫編 A5 187頁 955円 ウエップ [東京] 978-4-86608-185-4 25/08
◆瀬戸内晴美「風のない日々」2 -影/マシュルーム/他二編 〈声を頼りに オーディオブックCD〉 瀬戸内 晴美著 190mm×135mm 1頁 2500円 響林社 [東京] 978-4-86574-321-0 25/08
◆小泉八雲の思い出『思い出の記』 他一編 新収録 〈しみじみ朗読文庫〉 小泉 節子著 四六 2頁 2200円 響林社 [東京] 978-4-86574-326-5 25/08
◆大和古寺風物誌 後編 朗読CD -しみじみ朗読文庫 亀井 勝一郎著 190mm×135mm 3頁 2500円 響林社 [東京] 978-4-86574-322-7 25/08
◆二百十日 夏目 漱石著 B6 2頁 2100円 響林社 [東京] 978-4-86574-327-2 25/08
◆大衆維新史読本 第一巻 朗読CD -しみじみ朗読文庫 菊池 寛著 190mm×135mm 3頁 2400円 響林社 [東京] 978-4-86574-323-4 25/08
◆ひかりさくかえりみち 都 圭晴著 四六 99頁 1700円 七月堂 [東京] 978-4-87944-612-1 25/08
◆遠い春 -こむろたいじ短編小説集 小室 泰治著 四六 218頁 1300円 世音社 [東京] 978-4-921012-67-0 25/08
◆言語行動論考 杉戸 清樹著 A4 594頁 10000円 ひつじ書房 [東京] 978-4-8234-1275-2 25/07
◆大学で学ぶアカデミック・ライティングの教科書 甲田 直美著 A4 205頁 2400円 ひつじ書房 [東京] 978-4-8234-1302-5 25/07
◆AIを外国以後教育で使わない選択肢はもうない 大木 充編 A5 183頁 2600円 ひつじ書房 [東京] 978-4-8234-1308-7 25/08
◆二日月 藤原 こずえ著 A5 203頁 2728円 紅書房 [東京] 978-4-89381-362-6 25/07
◆新刊めったくたガイド大大全 -1978-2023 北上 次郎著 A5 1181頁 8000円 本の雑誌社 [東京] 978-4-86011-606-4 25/09
◆たずねる -半田健人の歌謡曲対談集 半田 健人著 四六 275頁 2000円 本の雑誌社 [東京] 978-4-86011-603-3 25/05
◆いつもの風 冨田 克美著 四六 159頁 1500円 夢の友出版 [東京] 978-4-906767-10-6 25/08
◆散策 京都南山城の文学碑 小西 亘 四六 230頁 2000円 サンライズ出版 [滋賀] 978-4-88325-852-9 25/08
◆空行くような 紺屋 四郎著 四六 201頁 2500円 青磁社 [京都] 978-4-86198-620-8 25/05
◆兎森縁起 佐藤 りえ著 120mm×190mm 121頁 2000円 青磁社 [京都] 978-4-86198-625-3 25/07
◆1969年青春クロニクル 太田 順一著 A5 399頁 2800円 海風社 [大阪] 978-4-87616-074-7 25/08
◆夏目漱石と吉本隆明 -自立思想の源流と行方 島 征一郎著 四六 82頁 1000円 耕文社 [大阪] 978-4-86377-097-3 25/08
◆軍国少女から多彩な平和教育者への路 こうじ谷 美規子著 A5 298頁 2000円 せせらぎ出版 [大阪] 978-4-88416-322-8 25/08
◆三浦勉作品集Ⅰ -短歌・詩・旅行記 三浦 勉著 四六 183頁 1600円 竹林館 [大阪] 978-4-86000-544-3 25/08
◆三浦勉作品集Ⅱ -小説・エッセイ・カット集 三浦 勉著 四六 215頁 1600円 竹林館 [大阪] 978-4-86000-545-0 25/08
◆関東大震災とシャープペンシル -祖父から13歳の君へ 〈手のひらの宇宙BOOKs 第50号〉 大杜 空太著 A5 142頁 1200円 あうん社 [兵庫] 978-4-908115-50-9 25/09
◆おらしおん SEIKO著 四六 173頁 2000円 邑書林 [兵庫] 978-4-89709-954-5 25/08
◆コキコキ 小西 雅子著 172mm×107mm 105頁 1200円 創風社出版 [愛媛] 978-4-86037-354-2 25/07
◆やきものがたり -中田高友随筆集 中田 高友著 四六 293頁 1600円 創風社出版 [愛媛] 978-4-86037-353-5 25/07
◆寄り添う手 -LEANING HANDS Lily.F著 B6 195頁 1200円 リーブル出版 [高知] 978-4-86338-457-6 25/08
◆源重郎世事手控 野見山 悠紀彦著 四六 351頁 2000円 花乱社 [福岡] 978-4-911429-13-6 25/08
◆田舎日記、これにて -付・追悼文集 光畑 浩治著 A5 264頁 1800円 花乱社 [福岡] 978-4-911429-14-3 25/08
◆眠りの市場にて 笹川 諒著 135mm×195mm 138頁 2000円 書肆侃侃房 [福岡] 978-4-86385-677-6 25/08
◆パーチェム 〈ユニヴェール 25〉 水岩 瞳著 四六 183頁 2400円 書肆侃侃房 [福岡] 978-4-86385-693-6 25/08
◆グラバーの息子 -敵性外国人になった倉場富三郎 中野 和久 四六 247頁 2000円 長崎文献社 [長崎] 978-4-88851-431-6 25/07
◆消えた琉球競馬 増補改訂 -幻の名馬「ヒコーキ」を追いかけて 梅崎 晴光著 四六 334頁 2200円 ボーダーインク [沖縄] 978-4-89982-492-3 25/08
◆ひめゆり資料館の一隅から 仲程 昌徳 四六 229頁 2000円 ボーダーインク [沖縄] 978-4-89982-491-6 25/07

【生活・趣味・実用】

◆おうちでヤミツキ!ミャンマー料理 ヤミンテ監修 A5 47頁 2000円 寿郎社 [北海道] 978-4-909281-72-2 25/08
◆Kappo vol.137 2025年9月号 プレスアート編 298mm×230mm 94頁 800円 プレスアート [宮城] 978-4-503-23369-1 25/09
◆埼玉高校野球グラフ2025 Vol.50 埼玉新聞社編 298mm×226mm 130頁 2000円 埼玉新聞社 [埼玉] 978-4-87889-565-4 25/08
◆スポーツマネジメント研究 第17巻 第1号 日本スポーツマネジメント学会編 B5 70頁 1600円 創文企画 [東京] 978-4-86413-204-6 25/07
◆若手だった師匠たち -年間1000席の寄席通いノートから 寺脇 研著 新書 330頁 2000円 東京かわら版 [東京] 978-4-910085-64-7 25/08
◆毎日数独初級編 ニコリ編 四六 128頁 800円 ニコリ [東京] 978-4-89072-999-9 25/09
◆鹿児島県高校野球データブック 2025年版 南日本新聞社編 A4変型 95頁 1600円 南日本新聞社 [鹿児島] 978-4-86074-324-6 25/08

【絵本・児童書・学習参考書】

◆つきのうさぎ まつむら まさこ著 四六 23頁 1500円 瑞雲舎 [東京] 978-4-907613-59-4 25/09


誌上ミニフェア・戦後80年

『ヒロシマ裁判』●五十嵐勉 著

書影  アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルト、ソビエト連邦共産党書記長ヨシフ・スターリン、大英帝国首相ウィンストン・チャーチルの戦勝国首脳同士の会議や米国の核開発の動向なども描き、原爆投下までを戯曲化。<核の信託$2212原爆をだれ手にゆだねるか?>、<ポツダム原爆投下命令>、<ヒロシマ裁判>の三部構成。加害・被害側の双方を描き、大量殺戮と戦争犯罪と未来に対する罪を裁く。(地方・小通信No.1528より)
◆2000円・四六判・350頁・アジア文化社・東京・202508刊・ISBN9784907958534


『西瀬戸内海 回天巡礼』●堀雅昭 著

書影  人間魚雷「回天」は、「大東亜戦争」末期に開発された海軍の特攻兵器でした。兵士一人が九三式酸素魚雷に搭乗し、敵艦に突っ込むのです。「回天」の開発拠点は、当初は大型の特殊潜航艇「甲標的」の開発が行われていた大浦崎基地(P基地・広島県呉市音戸町)に置かれていました。その意味で「回天」は「甲標的」の発展形とみることもできます。とはいえ、「甲標的」が乗員の生還を前提としていたのに対して、「回天」は死を前提としており、訓練に臨む兵士の心構えにも大きな隔たりがありました。このため「回天」に関する開発と訓練は、九三式酸素魚雷の発射実験場があった山口県周南市(旧・徳山市)の大津島に移され、昭和19(1944)年9月に「大津島突撃隊」が結成されました。空の「神風特別攻撃隊」に対して、彼らは、海の「神潮特別攻撃隊」と呼ばれました。詩人・高村光太郎は、雑誌『週刊少国民』(昭和20年4月号・『高村光太郎全詩稿』所収)に発表した詩「神潮特別攻撃隊」で、〈小さいその潜航艇と わづかな隊員との必死必中で 敵の幾萬噸の軍艦を轟沈するんだ〉と、当時の躍動感を書いています。(版元ドットコム【西瀬戸内海 回天巡礼】ページより)
◆1700円・A4判・110頁・UBE出版・山口・202508刊・ISBN9784910845081


『ひめゆり資料館の一隅から』●仲程昌徳 著

書影  ひめゆり平和祈念資料館の理事長を長年務めた著者が、資料館を去るにあたってまとめた一冊。ひめゆり平和祈念資料館の多くの刊行物やその改訂の経緯。ひめゆりを詠んだ歌、初代館長の仲宗根政善のこと、毎年の『年報』からの報告など、資料館のさまざまな側面が見えてくる。(ボーダーインクHP紹介文より)
◆2000円・四六判・229頁・ボーダーインク・沖縄・202507刊・ISBN9784899824916


『おらしおん』●SEIKO 著

書影  あの日から80年、俳句で伝えることは出来るのか。1945年8月6日8時15分、そして8月9日11時2分、広島は…長崎は…瞬の間に無間地獄と化した。戦後生まれの、Hibakushaでもない俳人が詠みはじめた。見て、知り、感じ、考え、語り、伝え、祈り、そして忘れないために。(邑書林HP紹介文より)
◆2000円・四六判・173頁・邑書林・兵庫・202508刊・ISBN9784897099545


『戦争が生んだ町 $2212宮崎市波島”沖縄・奄美”集落の80年』●土橋大記 著

書影  沖縄戦「強制疎開」。空き家の長屋群。敗戦、占領・切り離し。どんなときでも、どんなことがあっても、この町の人々は前を向いて生きた。(帯文より)
◆2200円・四六判・291頁・鉱脈社・宮崎・202508刊・ISBN9784860619244


『戦場の島』●下地幸夫 著

書影  80年前、私たちの住むこの島は、日米両軍の激戦地となった。読谷村渡具知から糸満市摩文仁まで、その戦闘の跡を巡るツアーの内容を凝縮した一冊!(琉球新報社STORE紹介文より)
◆1500円・210mm×180mm判・63頁・琉球新報社・沖縄・202506刊・ISBN9784910937359


『踊らされたくない、あなたへ。なぜに特攻、十五歳』●吉田昭一郎 著

書影  海軍時代の記憶は、負の感情とも結びつく。特攻の生き残りは何を語り、何を語らなかったのか。十代半ばで予科練に入隊した父に、元新聞記者の著者がインタビューした。少年だった父がなぜ、自爆攻撃に身を投じる気持ちになったのか、今何を思うのか。多くを語ることを拒絶した父に、海軍の予科練時代の記憶に負の感情が渦巻くことを知る。(南方新社HP紹介文より)
◆1200円・A5判・110頁・南方新社・鹿児島・202508刊・ISBN9784861245497


売行良好書 期間:2025/08/15~2025/09/14

[出荷センター扱い]

(1)『地方女子たちの選択』1800円・桂書房 (2)『カラー化写真で見る沖縄』2000円・ボーダーインク (3)『たぷの里』1200円・ナナロク社 (4)『菜食主義者』2200円・クオン (5)『中国蝶類図鑑』4800円・南方新社 (6)『本づくりこれだけは 新版改訂2版』1800円・出版メディアパル (7)『取り残されるデジタル弱者』1600円・木星舎 (8)『到来する女たち』2400円・書肆侃侃房 (9)『あなたのための短歌集』1700円・ナナロク社 (10)『情報の歴史21増補版』6800円・編集工学研究所 (11)『絶景を楽しむ信州日帰り山歩』2000円・しなのき書房 (12)『若手だった師匠たち』2000円・東京かわら版 (13)『幻の巨大火薬工場その実像』2200円・弦書房 (14)『昭和の報道写真秘話 戦争前後を中心に』2000円・新聞通信調査会

書影書影書影書影


[ジュンク堂書店池袋店 地方出版社の本─センター扱い図書]

(1)『みつけてうれしいイワテのキノコ』1400円・岩手日報社 (2)『マンションポエム東京論』2700円・本の雑誌社 (3)『花は泡、そこにいたって会いたいよ』1700円・書肆侃侃房 (4)『到来する女たち』2400円・書肆侃侃房 (5)『カラー化写真で見る沖縄』2000円・ボーダーインク (6)『地方女子たちの選択』1800円・桂書房 (7)『ここで眺める水俣』1700円・弦書房 (8)『幻のえにし』2200円・弦書房 (9)『地方創生 失われた十年とこれから』1800円・秋田魁新報社 (10)『奥多摩登山詳細図 東編 新版改訂』1200円・吉備人出版 (11)『上宮太子と法隆寺』2778円・大元出版 (12)『明治維新と西郷隆盛』2130円・大元出版 (13)『魏志和国の都』2100円・大元出版 (14)『宮本常一コレクションガイド』1500円・みずのわ出版 (15)『思ひ出の記』1600円・ハーベスト出版 (16)『高野山奥之院墓碑総覧』9091円・羽衣出版 (17)『新沖縄文学96』2000円・沖縄タイムス社 (18)『役小角と修験道』4000円・京阪奈情報教育出版 (19)『新装版 江戸という幻景』1800円・弦書房 (20)『芸備線写真集2 [承継]』2700円・今井出版

書影書影




トピックス

▼9/1に発表された第28回日本自費出版文化賞によると、大賞は2003年の第6回以来該当作品無しだったとか。それでも【地域文化】部門賞に揺籃社の『足尾鉱毒事件 一人ひとりの谷中村』が、【小説】部門賞にゆい出版の『ファインダーの中の戦場』が、【グラフィック】部門賞にリーブル出版の『大人の健康づくりと子育てのことをマンガにしてみた。』がそれぞれ選ばれたということです。『自費出版年鑑2025』はサンライズ出版から11月号発行予定です。

『足尾鉱毒事件 一人ひとりの谷中村』●永瀬一哉 著

書影  足尾鉱毒事件と聞けば田中正造にばかり目がいってしまうが、事件には加害者があり、被害者とその支援者、被害者を弾圧した権力者、そしてそれぞれの家族、係累が存在する。そうした様々な立場の無数、無名の人々に接し、知られざる資料を掘り起こして、「正造史観」とは違った事件像を浮き彫りにした労作である。(情報誌アクセス2024年11月号新刊ダイジェストより)
◆2500円・A5判・334頁・揺籃社・東京・202409刊・ISBN9784897085111

『ファインダーの中の戦場 $2212謝名元慶福作品集』●謝名元慶福 著

書影  表題の『ファインダーの中の戦場』はじめ、『骨』『命口説』『海の一座』『命どぅ宝・沖縄紀行 命どぅ宝・命の歌』はいずれもNHK・FMで放送されたものである。すべての作品に通底しているのは「沖縄戦」だが、『ファインダーの中の戦場』はベトナム戦争を取材した沖縄戦生き残りの報道カメラマンをめぐって、東京、ベトナム、沖縄のトライアングルの中で時空を超え「戦争」に翻弄(ほんろう)される人々の姿が描かれる。…少年のころ、親子ラジオから流れるラジオドラマに胸を弾ませ、ラジオ・テレビドラマを書くことが目標になった著者は、初志を貫き、卒寿を過ぎてなお執筆と映像ドキュメンタリー制作に取り組むなど旺盛な創作力をみせている。(琉球新報デジタルより)
◆5000円・四六判・515頁・ゆい出版・沖縄・202210刊・ISBN9784946539428

『大人の健康づくりと子育てのことをマンガにしてみた。』●かさね 著

書影  元看護師で、長年保健師をしながら妻であり、2児の母でもある著者が、健康づくりについてと子育てのことを、わかりやすく、面白く描いたマンガ集。(リーブル出版HPより)
◆1000円・A4判・107頁・リーブル出版・高知・202412刊・ISBN9784863384323


▼2025年は大阪の文芸専門出版社である編集工房ノア創業50周年にあたり、記念出版として年初に刊行された【以倉紘平全詩集】に続いて、この9月に【『紙芝居』『魚のことば』 港野喜代子詩集】 が刊行されました。

『以倉紘平全詩集』●以倉紘平 著

書影 「夜学生」との33年。「平家物語」の叙事。降り注ぐ「沙羅樹」花の雨。美しき「水惑星」のいのちの水辺。哀しみと豊饒を、詩と真実であらわすいとしき魂の詩集成。(帯文より)
*版元ドットコムのページは、コチラです。
◆9000円・148mm x 56mm・724頁・編集工房ノア・大阪・202412刊・ISBN9784892713699

「『紙芝居』『魚のことば』 港野喜代子詩集」●港野喜代子 著

書影  港野喜代子の詩作は戦中の疎開生活から始まった。四人の子どもたちに『紙芝居』をして『魚のことば』を聞かせた。伝説の詩集二冊を合わせる。(帯文より)
◆2300円・四六判・387頁・編集工房ノア・大阪・202509刊・ISBN9784892714108

 詩人・港野喜代子について、編集工房ノア社主の涸沢純平さんは、情報誌アクセス2017年11月号にご寄稿いただいた文章の中で次のように語っていました。

「大阪では名物詩人として知られたこの人の、二十年振りの詩集を出すことで、出版の突破口をと、期した。だが、出来上がったばかりの『凍り絵』を持って、二人で新聞社回りをした日の深夜、港野はひとり住まいの箕面の家の風呂で心臓マヒを起こして死んだ。家での密葬、庭に立つと桜がさかんに散った。」(情報誌アクセス2017年11月号『遅れ時計の出版社』)


媒体運営主体及び連絡先

株式会社 地方・小出版流通センター
郵便番号162-0836 東京都新宿区南町20
TEL.03-3260-0355 FAX.03-3235-6182

お問い合わせは【一般読者様お問い合わせ・ご注文フォーム】まで。

このページトップに戻る


広告


地方・小出版流通センターのトップページに戻る

このホームページ上のデータを無断で複製、転載することを禁じます。
Copyright (C) 地方・小出版流通センター All Rights Reserved.

supported by ニール編集制作事務所
Web Design:Template-Party