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地方・小出版流通センター通信 No.1442(2020/10/07)

めっきり寒くなりました。きんもくせいの匂う季節です。10月初旬からインフルエンザの予防接種がはじまっています。この土曜日の内科医院は混雑していました。友人のお医者さんは予約が1000人とか?年寄りは自治体によっては無料の地域も多く余計混雑に拍車をかけているようです。しかし、接種を受ける人々はお年寄りだけでなく、若い家族、中年の父母とその娘と、あらゆる層が来院していて、お医者さんは稼ぎ時ではないでしょうか。

新宿に、ミニコミ・自費出版物を専門に扱う「模索舎」という書店が出来て、今年10月28日で半世紀(50年)になります。50周年記念のイベントが11月21日(土)の13:30から、武蔵境の「武蔵野スイングホール」で行われます。第一部「SNSは謄写版の夢を見るか、インターネット時代小メディア/場所」南陀楼綾繁+模索舎社員+模索舎OB 第二部「出版・流通弾圧連帯物語 ふたりのラブ・ジュース事件/四畳半襖り下張り事件 中川五郎(歌とはなし)+岩永正敏(元パイドパイパーハウス)の2本立て。参加費2000円でコロナ禍ゆえ予約が必要です。

急なことですが取次の中央社さんが、10月5日からトーハンに業務委託をすることになり、独自の集荷は中止ということになりました。約900弱の取引書店やスタンドがありますが、特別なもの以外は、今後トーハンの書店コード・番線で流通することになります。9月23日の通知で10月2日で集荷終了ということであわただしいことになっています。

今年は、国勢調査の年。9月から調査票が配られているのではないでしょうか?しかし、調査員は回収にてこずっているようです。何人かの人から国への不信感が聞かれるそうです。自分中心の安倍政権への怒りが、政治への不信感となり、暮らしの不快感ともなっているのではと?ある方は「今の役所の恣意的なデータ操作、隠滅に腹を立てているので、都合の良いデータ収集に協力出来るか!」と。コロナ対策にしろ、日本の政治を信頼している国民はどれだけいるのでしょうか?

新刊・これから出る本

松田修一著「斗南藩−泣血の記」1,800円 東奥日報社は、会津藩が戊辰戦争降伏後、青森県下北郡と三都郡を中心とする地域で再興を許されて以後、朝敵の汚名を着せられ、挙藩流罪とも称される苦難を強いられた軌跡とそれに立ち向かった士魂を見つめます。ISBN978-4-88561-259-6

●このシリーズの前作3巻は、双葉文庫から出ていました。今回は著者自らの経営する出版社から4巻目として発行となります。舘浦あざらし著「函館本線へなちょこ旅4」950円 あざらし舎は、サブタイトルは、<北海道の廃止駅とUFOとキハ40>。前作の続きの函館本線エリア。長万部から森町駅までの徒歩の旅エッセイ。鉄道ニューススクラップも人気の素。ISBN978-4-901336-37-6

●子どもの文化研究所が刊行を続ける<叢書・文化の伝承と創造>シリーズの第3集。鵜野祐介著「子どもの替え唄と戦争」2,000円 フォーク歌手・笠木透が集めた戦争中の子どもの唄。子どものコスモロジー、音楽社会史、ライフヒストリーという三つの視点から戦時下に生きた子どもたちにとっての替え唄の意味を問います。ISBN978-4-906074-03-7

●九州・長崎県沖の端島は世界遺産に登録され<軍艦島>と呼ばれます。中村享一著「海の上の建築革命」2,400円 忘羊社は、明治期の天才技術者たちの仕事の足跡を辿ります。奇跡の高層建築誕生の謎を明らかにします。近代の相克が生んだ超技師(スーパーエンジニアたち)の作った未来都市。ISBN978-4-907902-25-4

●これまであまり語られてこなかった維新時代の福岡・博多。浦辺登著「維新秘話・福岡」1,800円 花乱社は、その時代に志士たちが駆け抜けた道。幕末・維新の福岡県内の事跡を尋ね歩き、多くの秘話・史跡を紹介。読売新聞連載に加筆して一冊に。ISBN978-4-910038-15-5

●ちょっと、いままでのベターホームの料理本と異なります。ベターホーム協会編・刊「和食をつなぐ」1,700円は、和食のすぐれた特色や伝統について、歴史や文化の説明を織り混ぜながら四季の素材をシンプルに味わうレシピ等を紹介。和食がユネスコの無形遺産に登録されるまで尽力した国立民族博物館名誉教授の熊倉功夫監修。ISBN978-4-86586-038-2

加藤久子著「海に生きる島に祈る」2,200円 ボーダーインクは、沖縄の漁村集落、糸満・港川・奥武島・池間島に暮らす一人一人のライフヒストリーが紡ぎだす歴史と文化。糸満売りと南洋移民、糸満の門中組織、宮古島市池間島の漁業と祭祀、地域共同体の再生に向けて等。沖縄に生きる人びとの労働と祭祀の生活誌。ISBN978-4-89982-390-2

●利根川の河川敷がどのように変化し、その変化が鳥たちにどう影響したか?小茂田英彦著「利根川の鳥」2,000円 まつやま書房は、利根川中流域における1971年から2019年の記録。工夫を懲らして撮影した写真編、鳥の特徴を記した解説編や観察記録編から成ります。ISBN978-4-89623-141-0


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