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地方・小出版流通センター あなたはこの本を知っていますか

地方・小出版流通センター通信 No.1446(2020/12/23)

新型コロナ感染が拡大するなかでの年末になっています。今年度(2020年4月から2021年3月)も、あと3ケ月を残すのみとなっています。緊急事態宣言について4月初旬から1ケ月で収束するという政府発表が2ケ月に延び、この2ケ月は休業状態でした。9月以降、元に戻っているという感じですが、これは前年の売上があまりにも低かったことにもよります。当社扱いの本は、地方出版も含め、かなり専門性の高い個性的な本が多いため、専門書を扱う大型店、図書館販売の休業はつらいものがありました。再開後も、対面交渉は制限され、出版社とのコミュニケーションは大きく制限されました。顔の見えない商いはつらいものであることを初めて経験しました。当社関係で感染者は出ずに、物流は一日も休まずに出来たのは幸いなことだったと思います。それを支えてくれた運送業者や取次には感謝です。本は社会にとって必要なもので、出来る限り、その流通を保障すべきものだと思います。

そんな中で、今年は当社扱いの出版社で、今後も活躍が期待された編集経営主体の方々の急死が多々あり悲しいことでした。また、倒産、高齢ゆえの廃業も結構な数ありました。これからも増えるでしょう。逆に新規に開業する出版社の問合せはそこそこあり、時代の変化を感じさせますが、恐らく、いままでの形の出版ではなく、もう少し多様なといいますか、マルチメディア化というようなもののように思います。

年末年始は、12/28(月曜)終業、1/5(火曜)始業です。

新刊・これから出る本

●日本の自動車産業が多く海外生産を展開している中南米のメキシコに長期滞在する日本人の為の生活ガイドブックの最新版。Y's Publishing編・刊「メキシコ便利帳Vol.5」3,000円が届きました。1.ビジネス編、2.一般情報・生活編の後に日本企業の多い地域別ガイドとなっていて、3.メキシコシティ編、4.グアナファト・ケレタロ・サンルイスポトシ編、5.アグアスカリエンデス・グアダラハラ・モンテレイ編で構成されています。特集は「メキシコの旅−歴史・文化・芸術に触れる 街歩き編」です。ISBN978-4-8123-0114-2

●新規加入で、神奈川の販売元:地域インターネット新聞社を扱います。横浜市の北部、鶴見川流域で東横線とともに発展してきた人口急増地域の歴史や風物などを、地元にある大倉精神文化研究所の著者たちが10数年に渡って調べ、港北区の地域広報誌「楽・遊・学」に綴ってきたエッセイをまとめた「わがまち港北」出版グループ発行/平井誠一・林宏美著「わがまち港北3」1,500円を扱っています。全472頁です。ISBN978-4-9911757-0-1。第3巻刊行と同時にいままで地域のみで頒布されてきた、初版が2009年7月の平井誠一著「わがまち港北」1200円(978-4-9911757-1-8)と、2014年に出た平井誠一・林宏美著「わがまち港北2」1200円(978-4-9911757-2-5)も再版、同時刊行しました。全然古くなっていない内容です。港北区は横浜市最大の人口を抱える行政区です。

●農泊発祥の地・大分県安心院町の25年に及ぶ実践録。宮田静一著「農泊のすすめ」1,700円 弦書房は、<農泊>生みの親・観光カリスマが熱く語る。長期休暇法と農泊の組合わで心豊かな暮しが出来、ヨーロッパりように、長い休暇を楽しむために、仕事を頑張る社会が出来るといいます。ISBN978-4-86329-216-1

●沖縄ではなぜ床の間に「三線(さんしん)」を飾るのか?福田八直著「古三線に魅せられて」1,600円ボーダーインクは、18歳の時から三線の修理、販売に携わる著者が、沖縄の三線に込められた想い、三線にまつわる物語、名器の数々、三線基礎知識などを縦横に語ります。ISBN978-4-89982-394-0

●オールラウンダーの釣り名人の素直で読み易い釣り紀行。黒石真宏著「鱒旅−フライフィシング釣行記集」2,000円 黒石商店は、素直で読みやすく、直接に心に響く文章が心地好い。内容は、源流帯に棲んでいた野性の虹鱒、レイルロード・ランチ、逃した魚、ドッグフード・フィーダーなど。ISBN978-4-9911383-1-7

●本書は感染症を医学、生理学、衛生学的に扱ったものではなく、過去の流行が、社会や人間の行動にどのような影響を与えたかをみるものです。歴史著述家の長野浩典著「感染症と日本人」2,100円 弦書房は、天然痘・明治10年から12年のコレラ流行、スぺイン風邪、ハンセン病、そして新型コロナまでを!ISBN978-4-86329-218-5

●南北朝から戦国の騒乱の中、700を超える城館が築かれたといいます。その地域の遺構に触れる山城巡りの決定版。小都隆編「安芸の城館−城館550選と安芸の城館の実像」2,000円 ハーベスト出版は、写真や略測図、発掘資料など多数。城郭研究者が「地理」「歴史」「構造」などの視点から多角的に解説。ISBN978-4-86456-368-0

●新規取り扱いで、「水のちから出版」を扱います。同社編・刊「小水力発電事例集2020」800円は、具体的な事例で小水力発電のリアルを伝えます。特集、小水力発電の過去・現在・未来/2035年、あの日の水車はまわせるか?等。ISBN978-4-9911079-1-7

●鹿児島民衆の歴史・底力がつまっている民謡「おはら節」。林竜一郎著「鹿児島おはら節」2,000円 国分進行堂は、おはら節の詞にこめられた思いにここまで深く切り込んだ書は初めて。哀愁・笑い・哲学・艶話の世界を楽しめます。ISBN978-4-9910875-6-1

●島津藩の筆まめ武将が残した日記のうち難解であった一級資料を現代語訳。新名一仁著「上井覚兼(うわいかくけん)日記」1,800円 ヒムカ出版は、古文を現代語訳で読む事で戦国期の戦いから、領国の動向、芸能、信仰、城普請など、この時代の宮崎の全容がわかります。ISBN978-4-909827-04-3


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