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地方・小出版流通センター通信 No.1499(2024/02/16)

 春めいてまいりましたが、月始めの大雪ではトラック便の集荷が止り、首都の高速道路がまる2日通行止めで、荷の入荷が遅延しました。首都圏を出るにしろ入るにしろ、ほとんどの運送会社は首都高速を経由するので、これが動かないと大変なことになります。

 郵便料金の値上げの発表にとまどっています。今年秋からといいますが、ハガキの63円が85円に、封書84円・94円が(25グラム以下と50グラム以下が一区分となり)110円となると報じられています。約30%もの値上げはきついです。当社支払書や営業報告を封書で契約社に送っていますが大変な負担となります。ヤマト運輸の安いメール便が1月末で廃止となったばかりのタイミングでの公表とはなんとも言い難く感じています。また補充注文をハガキでやっている出版社も多々あり、今後、メールやFAXに切り換える方策を取らざる得ないと考えています。

 昨年廃業した鳥取の定有堂書店店主奈良敏行著「町の本屋という物語」2.200円(本体)が2月末に作品社から出ます。当センター扱いではありませんので、一般書店で入手して下さい。内容は、なぜ日本中から書店員が足を運び、本好きの「聖地」となったのか。1980年に開店しし、2023年に惜しまれつつ幕を閉じた43年の店主の言葉が刻まれています。目次を紹介しますと、一章−町の本屋という物語 二章−「書店」と「本屋」 三章−「身の丈」の本屋 四章−本屋の青空 五章−定有堂の生成変化という内容となっています。

新刊・これから出る本

●アメリカ中西部の3州の邦人向け生活便利帳。Y's Publishing編・刊「オハイオ・インディアナ・ケンタッキー便利帳VOL.18」3,600円は、特典「米国の市販薬120種、こども用40種」収録。同地には、スバル・トヨタ・ホンダ・の現地工場があります。ISBN978-4-8123-0133-3

●江戸時代、幕府は全国68ケ国に分け国絵図を作らせ日本総図を作成していた。稲田信・小山祥子・西尾克巳共著「江戸幕府の絵図からみた初期松江城 国絵図・城絵図・日本総図 (山陰文化ライブラリー)」1,200円 ハーベスト出版は、その中の収納絵図から松江の城と領国支配を考察します。ISBN978-4-86456-500-4

堀江節子著「黒三ダムと朝鮮人労働者−高熱隧道の向こうへ」2,000円 桂書房は、戦中の1940年竣工の黒三ダムには多くの朝鮮人が徴用されていた。その実態、労働運動、遺族たちへの取材行脚の旅を跡付ける労作。ISBN978-4-86627-136-1

●富山県内の文学ゆかりの地を地域別に歩きます。立野幸男雄著「富山の文学・歴史散策」2,000円 桂書房は、富山ゆかりの文学について日頃の思いをつれづれ・文学雑感として綴ります。ISBN978-4-86627-145-3

●梅田阪急百貨店が昭和4年に開店した翌年大阪池田に近代的百貨店が誕生しました。坂上万里子著「『糸屋百貨店』始末」1,800円 編集工房ノアは、全国に先駆けて誕生したモダンな3階建の地方百貨店の光茫と時代を子孫の孫娘が綴ります。ISBN978-4-89271-376-7

●赤ちゃんがことばを習得するのと同じプロセスで、複数の言語を自然に身につけられる「多言語の環境づくり」を進める団体に所属するお母さんたちの大発見。企画編集ヒッポファミリークラブべべフィールド「0歳から思春期まで 赤ちゃんと話そう」1,600円 言語交流研究所は、「赤ちゃんは生まれた時から話してる」という赤ちゃんに問いかけたママたちの発見!子育てがとっても楽しくなるという本。ISBN978-4-906519-17-0

●サン=テグジュベリはインカの石の壁をひとつの思想として読みとったのに対し、ペルーの作家であるアルゲーダスがそこにインカの民の悲しみを聞き取るというちがい。大嶋仁著「石を巡り、石を考える」2,000円 石風社は、ヨーロッパ・南米を経て日本に回帰した思索者=著者が石や岩をめぐる物語にインスパイアされその対話を刻むエッセーです。ISBN978-4-88344-323-9

●松本弥著「カルナク神殿/ルクソール神殿」4,000円 弥呂久は、世界遺産「古代都市テーベとその墓地遺跡」にあるカルナク神殿とルクソール神殿がこの2022年に古代の参道で結ばれ、往時の姿が復元され、著者ならではの視点でこれらの遺跡を解き明かしています。およそ1500年にわたって増改築が繰り返されてきた神殿は複雑で、観光で訪れただけでは容易に把握は難しい。神殿がどのように拡大してきたか?に重点を置き写真・図版で紹介します。2023年の写真取材で最新情報を確認し、オリジナル写真・図版350点以上を収録。ISBN978-4-946482-42-7

●北欧のバルト海に面したリガやノルウェー海のオーレスンというそれほど大きくない街に数多くのアールヌーボー建築が存在しています。その謎を解き明かしつつ、それぞれの街のその建築を紹介します。小谷匡宏著「バルト三国のアールヌーヴォー建築+オーレスン」1,000円 リーブル出版は、著者のライフワークと言える著作の6冊目。ノルウェーのオーレスンは大火で焼失した木造家屋の再建にあたり市民が、耐火性のある、当時西欧などで流行していたアールヌーヴォーを採用し、小さい街の6割に相当する、世界で第3位の約600ものアールヌーヴォー建築群を作り上げた街。ISBN978-4-86338-386-9


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