
新年を迎えましたが、今年は大変な年になりそうです。朝日新聞でパブリックエディターを3年勤める都立大学准教授の佐藤信氏が、現代の若者層はただ新聞を読まないだけでなく、新聞のように確かな情報を得る手段自体を知らない。かつては周囲の大人が紙の新聞を読んでいればそれが目に入った。いまは、仮りに大人がスマホのアプリで新聞を読んでいても、こどもはそれを新聞だと知る余地がない。生成AIと動画に溢れた日常生活において、どうやって新聞のアプリを開いてもらえるか? 工夫が必要だと。さらに気がかりなのは、記事の背後にある取材とい行為を想像できない人が増えていることだ。望むべくは、このような点を解決して、20歳前後の日本語話者の将来に健全な情報環境を残すことだ、といいます。
そして、活字媒体の新聞は、人口減少、少子高齢化、グローバル化、生成AI(人工知能)の浸透等、現代社会が経験するであろう数十年単位の社会変化の潮=社会移行期の「見取り図」を示して欲しいと言います。それには、第一に、だいたいの目的地を見通し、いくつかの道順付きの見取り図を示し、第二に、社会移行にせよ、それへの対策にせよ、スケジュールを示して、いまの各ニュースを位置付け、第三に、目的地に進むにあたって生じる困難を予測して、できる準備を伝えて欲しい。避け難く進む社会移行において大きな困難は心理的・社会的摩擦だろう。新聞メディアは、そこに目配りして具体性ある提言がてきたら有難いと。「出版活動」にも通ずるものがあると思います。
●できるだけ短い時間(おおむね50〜70時間)で攻略するためのリアルタイム攻略チャートである。ヘスティア著「保育士試験をタイムアタックする方法」400円 暗黒通信団は、一次試験の全ての単元を合格出来る確立は5%と言われるが、年2回実施される試験での一度合格した単元は3年有効なので、複数回の受験で、この制度を利用して、約3割程度が合格。二次試験の合格率は9割程度なので、保育士試験のウエイトは一次試験に偏ったものとなる。教本はざっと読む。重要なのは2011年以降の4000余の過去問への挑戦と単語帳の暗記だそうです。ISBN978-4-87310-288-7
●経済産業省後援事業「JACEイベント資格・検定」の「新版 イベント検定公式テキスト」3,200円 日企UDジャパンが発行となりました。第1章 イベント概論 第2章イベントの企画と演出 第3章イベントの制作と運営 第4章 イベントマネジメントから成ります。その他トピックとして、◎ハレとケ、◎AI生成物の著作権は…?など、最新の解説も付いています。ISBN978-4-901173-39-1
●かって、全国に1万人いたチンドン屋の芸人は、群馬では一社を残すのみとなっています。その世界を追ったA4版の貴重な写真集。綱島徹写真集「ちんどん一座−アタリヤ演芸宣伝社」2,700円は、地元の上毛新聞社から。ISBN978-4-86352-378-4
●減少傾向にあるシジミ漁の現状の最新レポート。中村幹雄編著「シジミ漁業の現状と課題−漁場からの報告」6,800円 日本シジミ研究所・発行 山陰中央新報社・発売は、ヤマトシジミの生態学的特性、シジミ漁業の特性、シジミ主産地の現状と課題・対策等で構成されています。2000年に初版が出され、新たな知見と最新状況を加えた改訂版です。ISBN978-4-87903-269-0
●琵琶湖を愛する人々に捧げる小説。弟子吉治郎著「ふなずしと琵琶湖の女たち」1,800円 サンライズ出版は、元中部放送の制作部にいた著者が、琵琶湖で捕れる魚を題材に、その日常を描きます。鮒ずしに関する物語りが秀逸です。ISBN978-4-88325-862-8
●甲賀市立油日(アブラヒ)小学校の環境教育を柱とする活動は有名です。校庭にあるビオトープと生徒との教育の場面をそれぞれ紹介します。森幸一著「ビオトープのある小学校」1,800円 三学出版は、クリの赤ちゃん見つけた!、薬の町の地域学習、「うみのこ」と「たんぼのこ」等など13章に分けて、物語り風に描きます。ISBN978-4-908877-67-4
●群馬県内には1000ケ所に及ぶ城館遺跡があるそうです。飯森康広著「群馬 戦国の城と紛争」1,800円 上毛新聞社は、どのように城が出現し、地域支配と関わったものかを探る試みです。治めるため、戦うため、戦国人は城を求めました。その土地土地に刻まれた思いを読み解きます。ISBN978-4-86352-377-7
●イヌ型土製品や耳飾りなどが沢山発見されて一躍有名になった栃木県の藤岡神社遺跡。岩淵一夫著「縄文人のムラとくらし−藤岡神社の遺跡からわかること」1,500円 随想舎は、出土品から見える、縄文の人々の生活とは?類書がなく、案内書となることを目指して、埋蔵文化財センターで発掘調査を担当した方が著しました。ISBN978-4-88748-445-0
●最後の幇間の一人、悠玄亭玉介『幇間の遺言』や俳優・三木のり平の『のり平のパーッといきましょう』などを手掛け昨年8月に80歳で亡くなった、小田豊二著「デラシネの花(上・下)」各1,800円 木星舎は、ネクラでひきこもりの少年が、なぜ「聞き書き作家」になったのか?全国に広がった聞き書き仲間・弟子たちへおくるメッセージになっています。ISBN978-4-909317-49-0
●苛酷な介護現場の仕事に異議申立てて、最高裁まで闘った介護ヘルパー3人の法廷の闘いを実況放送のようにレポート。宮下今日子著「ヘルパー裁判傍聴記−ホームヘルパー国家賠償訴訟」2,500円 発行/ブリコラージュ、発売/全国コミュニテイライフサポートセンターは、法廷劇としても楽しめるように書かれています。ISBN978-4-907946-64-7
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