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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2012年03月号発行分)

『世間遺産放浪記 俗世間篇』●藤田洋三著

書影

書名からは「世界遺産」のパロディ本かと仮想するが、そうではない。野に捨ておかれ忘れ去られたような建造物、たとえば土壁や石積みの塀、屋根、小屋、敷石、道、橋、塔、窯、窓ガラスといった多種多様な造形物を、西日本を中心に列島各地に探し歩く。
その数360点、そのすべてが、簡潔な解説付きのすばらしい写真からなる。なまこ壁やこて絵、その材料である石灰や土についてはとくに詳しい。いわば暮らしと風土が生んだ庶民の遺産、日本の残像を訪ねる旅ともいえる。これら歴史を無言で語る路傍の物たちを、著者の目をとおして見ると、一転して生き生きと輝いてくるから不思議で、なんとも面白い本に仕上がっている。
◆2835円・A5判変型・306頁・石風社・福岡・2011/12刊・ISBN978-4-88344-208-9

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『リズムの本質について』●ルードヴィヒ・クラーゲス著/吉増克實:平澤伸一訳著

書影

クラーゲスの思想の根底には、精神と生命という二項の対立があるのだが、本書ではそれらが「拍子とリズム」という二項に変奏されている。これが時に様々な側面から「意識と体験」「反復と更新」「覚醒と睡眠」「緊張と弛緩」といった二項へと置き換えられながら、リズムの本質へと迫る考察が展開される。
そして遂には「分極した連続性としてのリズム」という魅惑的な概念に行き着くのである。研究の書というより叡知の書というのが相応しい。なおこの原典の翻訳はすでに他社から刊行されているのだが、クラーゲスの主著にあたる『心情の敵対者としての精神』(うぶすな書院刊)との訳語の統一を含めた有機的関連性という観点から新訳の刊行となった。
◆1890円・四六判・151頁・うぶすな書院・東京・2011/12刊・ISBN978-4-900470-27-9

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『地球を活かす 市民が創る自然エネルギー』●伊藤千尋著

書影

自衛隊東富士演習場。日本の象徴に向けて打ち込まれる砲弾。富士が泣いている、だけど演習場以外の代案がないとの住民の声を耳にし、富士には戦闘よりも銭湯が似合う、ここに巨大露天風呂ができないか、世界一広い露天風呂といえばアイスランド、アイスランドには地熱発電、技術は世界一なのにどうして火山大国日本でそれができないのか。
限りなく発想が膨らむ。脱原発を決めたドイツ、自然エネルギーに転換する欧州、アメリカの尾根を埋める風車。世界の実情を知ろう、国民の安全を放った不毛な論議は止めよう、福島の教訓から学び日本の進むべき道を考え、社会を変えるために行動しようと呼びかける。
◆1050円・四六判・160頁・シネ・フロント社・東京・2011/12刊・ISBN978-4-915576-25-6

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『津波 TSUNAMI!』●キミコ・カジカワ再話/エド・ヤング絵

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「いそげ。高台ににげるのじゃ」じじさまは丘の上から声を限りに村人に叫んだ。大津波から人々を救うため稲わらに自ら火を放つじじさま。果たして村人たちの運命は? 本書は実話を基に小泉八雲が発表した「生神様」を米国在住の著者が再話化した絵本。“じじさま”とは村の長老で、彼もまた地震の後のただならぬ海の様子を見て、自分も幼い頃におじいさんから聞かされた話を思い出し、津波の襲来に気づく。
語り継がれる先人の教えの大切さ、津波の恐ろしさ、身の守り方。今後に生かしたい教訓が詰まっている。和紙などをあしらい、津波の脅威を表現したエド・ヤングの美しくも大胆なコラージュも見事。
◆1680円・297mm×245mm・32頁・グランまま社・東京・2011/10刊・ISBN978-4-906195-63-3

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『埼玉の津と埼玉古墳群 −古代文化支えた「内陸の港」』●松浦茂樹編著

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<埼玉(さきたま)の津に居る船の風をいたみ綱は絶ゆとも言な絶えそね>(埼玉の津に停泊している船のもやい綱が風に切れるようなことがあっても、想う人からの言葉は絶えることがないように)こう万葉集に歌われた内陸の港「埼玉の津」とは、いったいどこにあったのか。河川学、国土学、考古学、地質学などそれぞれの専門家がさまざまな側面から考えを述べる。
県名の由来となった埼玉(さきたま)の地名が残っていて古墳群があり、5,6世紀には国造の所在地だったとされる現在の行田市に有力な候補地があるものの、1826年成立の『新編武蔵風土記』でもその場所はわからないとされているという。
◆800円・A5判・104頁・関東図書・埼玉・2011/10刊・ISBN978-4-904006-57-3

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