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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2017年03月号発行分)

『椎名誠自走式マガジン ずんがずんが1』●ずんがずんが編集部編

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1位お通し、2位ポイントカード、3位『なんとかガール』『なんたら男子』などの流行言葉……。これは何かと言えば、編集長と編集部員が私見と偏見で選んだズバリ「こんなものいらない!」ランキング。椎名誠が企画・プロデュースした「とつげき!シーナワールド!!」が「「ずんがずんが」という名称でリニューアル。子どもが幼い頃によく読んであげた絵本のひとつにあった言葉に因んでいる。
この特集1が「こんなものいらない!」で、他にも47都道府県別や世界各国の不要物も列挙されているし、いらないがテーマの小説やエッセイや写真も盛り沢山。特集2はスピリチュアル入門編でスタッフがヒプノセラピー(催眠療法)など6つの世界をちょこっと体験し、とつげきのポリシーは不変である。カラーページは「物より心の持ちようが大事」とするチベットの人々の豊かな表情と琉球はりこ作家の豊永盛人の作品で彩られ、シーナワールドの魅力に溢れている。
◆1404円・A5判・141頁・椎名誠旅する文学館・東京・2016/12刊・ISBN9784908920073

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『白夜の病棟日誌 −脳死下臓器移植と高社会福祉政策の国スウェーデンより』●高井公雄著

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著者は30年の経験を有するベテランの泌尿器科医。若い日、スウェーデンで専門の腎移植のみならず、脳死と臓器提供を学び、手術も経験した。同国は知られるように、標準消費税25%の高負担・高福祉国家である。同国との比較を通して、高齢化が急激に進む我が国の医療システムの在り方、脳死と臓器提供、TPPと国民皆保険制度、社会福祉と勞動環境、さらに、同一職種・同一賃金や移民、イスラム問題に至る社会の今日的な課題を縦横に考察する。
両国の根本な違いは、スウェーデンには競争社会の概念がないこと、また、我が国に透析患者が異常に多く、反面、脳死移植が一向に進まない要因は我が国の死生観にあるとの指摘には肯かされる。スウェーデンを美化するのではなく、この激動期に国としてどうあるべきかを考えさせてくれる。テーマは重いが、文章はユーモアに溢れている。巻末に付された脳死と移植医療に関する論文も簡明で、裨益されるところが大きい。
◆1080円・四六判・326頁・花乱社・福岡・2017/1 刊・ISBN9784905327646

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『内地の歩き方 −沖縄から県外に行くあなたが 知っておきたい23のオキテ』●吉戸三貴著

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志を抱いて沖縄から東京に出てきても、馴染めずに沖縄へ戻る選択をする人も結構いるようです。この本の著者もそんな一人でした。大学の4年間と新卒社会人の1 年間、5年の東京生活に馴染めず、一度沖縄へ戻ることを決めています。31 歳で再び上京するまでのブランクを考えると、内地と沖縄の文化の違いというのは意外に大きいのかもしれません。後に続く人にはそんなことで躓いてほしくない、ということでこの本は書かれました。
アドバイスされていることは住居の選び方や酒席での振舞い方・人間関係のコツ等のちょっとしたことが中心です。はじめのうちは帰省をためらわない「帰省保険」という考え方など、経験者の実践的アドバイス集となっています。逆に迎え入れる内地(主に東京)人にとっては、沖縄からやってきた人の戸惑いがどこにあるのかを知ることができます。内地人が空気のようにまとっている習慣がどんなものか指摘されるのは、むしろ内地人にとって新鮮です。
◆1620円・四六判・158頁・ボーダーインク・沖縄・2017/1 刊・ISBN9784899823131

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『梅北一揆の研究』●紙屋敦之著

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豊臣政権による朝鮮出兵が始まった天正20年(1592)の6月15日、肥後で梅北一揆が起こった。首謀者は島津義久の家臣・梅北国兼。わずか三日で鎮圧されたが、豊臣政権に多大な影響を及ぼすことになる。これまで出兵拒否による反乱とみられてきたこの事件を、政権側と在地領主層との権力闘争の一環であると著者は位置づける。国兼ら各地の地頭クラスの在地領主が主要メンバーであった。かれらが率いたのが「悴者(かせもの)」と呼ばれる島津氏配下の上層農民=地侍層である。秀吉をして「悪逆之棟梁」と言わしめたかれらは太閤検地による兵農分離の対象であった。
しかし、悴者は島津氏の陪臣として政治的な役割を担っており、財政難の島津氏は軍役もかれらに依存していた。義久の弟・歳久の悴者が一揆に加わっていたため歳久は自殺に追い込まれる。これをきっかけに豊臣政権や義久・義弘の大名権力は強化、太閤検地の実施が促進され、近世的知行体制へと再編される。
◆4104円・A5判・249頁・南方新社・鹿児島・2017/1 刊・ISBN9784861243509

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『祈る医師 祈らない医師 −ホリスティック医療の明日へ』●要 明雄著

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著者は本書の中で、近代外科医学の祖と言われる十六世紀フランスの外科医、アンブロワーズ・パレの「我包帯す。神、癒し賜う」という言葉を紹介している。この言葉こそ、著者が実践するホリスティック医学の医療思想の中心に位置する〈自然治癒力〉のすべてを凝縮していると言うことができるだろう。ホリスティック医学とは、現代科学の成果に基づいた西洋医学と、心身一如の思想に基づく東洋的な代替医療を〈いいとこ取り〉した統合医療のことを言う。本書の中で著者は〈スピリチュアル〉〈サムシンググレート〉あるいは〈霊性〉といった言葉を使って自らの医療思想を語る。
一般読者にとっては抵抗のある言葉かもしれないが、著者は甲状腺専門医として手術も行ってきた外科医であり、現代医療の否定論者などではないということはいくらでも強調する必要があるだろう。自身、心臓の中にステントと呼ばれる冠動脈拡張のための金属が埋め込まれているという。現代医学の恩恵を受けている患者のひとりなのだ。
◆1944円・四六判・275頁・あうん社・兵庫・2017/2刊・ISBN978490811115103

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新刊ダイジェスト(2017年02月号発行分)

『あひる』●今村夏子著

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父が働いていた頃の同僚から譲り受け、あひるを飼い始めた一家。父と母、資格取得のため勉強中の娘。弟がいるが、結婚して市内で暮らしている。物語は娘の視点で語られていく。あひるを目当てに学校帰りの子供たちが集まるようになり、やがて彼らの行動は次第にエスカレートしていく。あひるの様子もおかしくなっていくが……。
地方発の文芸ムック「たべるのがおそい」創刊号に掲載され、芥川賞候補となり、大いに注目を集めた表題作ほか「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の書き下ろし2編を収録。この2編にはそれぞれ祖母と孫、ある老女と近所に住む幼い兄妹とその母などが登場する。一見ほのぼのとしたふれあいと思われる中に散りばめられた毒ややるせなさ、子供の残酷さや本当は認めたくない現実など、3編とも何気ない日常に潜む危うさが描かれており、各方面で絶賛される著者の新たな世界が広がっている。
◆1404円・四六判・140頁・書肆侃侃房・福岡・2016/11刊・ISBN9784863852419

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『新編 荒野に立つ虹』●渡辺京二著

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現代の諸問題はおよそ近代化のなせるわざであろう。『逝きし世の面影』(和辻哲郎賞)などで近代の意味を問い続けた著者は、同じく近代がもたらした水俣病を描いた名著『苦海浄土』の石牟礼道子の強力な支援者としても知られる。
本書は「いま何が問われているのか」に始まり、長崎大の学生への講演「ポストモダンの行方」で近代化のおさらいをし、「山河にかたどられた人間」で自身を振り返りつつ本題に入っていく。近代化、現代文化のもつ本質を、パステルナーク、ソルジェニーツィン、ローレンツ、イリイチといった思想家との出会いからえぐりだし、「彼らの仕事は私にとって荒野に立つ虹のごとくであった」と著者は述べ、とりわけイリイチには深い関心を寄せる。世界システム論のウォーラーステインやマルクス、ウェーバー、ハイエクほかにも触れる。意図したわけではないだろうが、博覧強記の著者の手にかかる本書は、近代、現代文明、現代思想について考えるうえでのテキストにもなるという側面を持つのは、読者にはありがたい。
◆2916円・四六判・440頁・弦書房・福岡・2016/12刊・ISBN9784863291416

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『三江線BOOK −乗るだけじゃない!ローカルガイドブック』●三江線沿線魅力化プロジェクト編

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JR西日本によって廃止が打ち出されている三江線は、島根県の江津と広島県の三次を江の川に沿って結ぶ108.1 キロのローカル線です。そんな三江線の沿線の魅力をもっと知ってほしいという地元の思いを凝縮したのが本書です。
沿線には江の川の雄大な自然や様々な泉質の温泉、伝統芸能として盛んに行われている神楽など、たくさんのみどころがあります。そこには決して派手さはありませんが、地域に根ざした風景や文化そしてひとに出会うことのできる場所が紹介されています。また旅の楽しみといえば食事。猪肉を使った山くじらラーメンや、ワニと呼ばれる鮫を使ったその名も「わにプリン」、あるいは鮎が一匹のった鮎だしうどんなどご当地グルメも充実しています。三江線が廃止になるのはさびしいことですが、それで当地の魅力がなくなってしまうわけではありません。本書を片手にぜひ現地も訪れたいものです。というわけで今度は江の川のほとりでお会いしましょう。
◆1296円・A4判・72頁・ハーベスト出版・島根・2016/11刊・ISBN9784864562188

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『八幡神万華鏡 −神託とはなにか加護とはなにか』●木下博民著

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そもそも著者の八幡神への関心の原点は、著者が生まれた時に遡る。著者の父親が地元の八幡さまに何がしかを奉納して頂戴した我が子の名前に祖父がケチをつけ、その祖父の一声で現在の名前に落ち着いたのだという。「八幡さまの神託を蹴った罰当たり…当人のわたしは、それなりに、八幡さまに済まぬことをしてしまった、と生涯思いづづけてきました」
さて古事記や日本書紀には登場しない八幡神が、現在のように神社数にして日本一となるほど人気となったのはなぜなのか、本書は歴史的資料を丹念に辿りながら浮彫にしていくのだが、やはり最も興味深いのは、宇佐地方の土地神、祖霊神に過ぎなかった八幡神が突如、応神天皇と習合することで一躍メジャーに躍り出たその経緯だろうか。やがて八幡神は伊勢神宮に次ぐ神威を身に纏って鎮護国家の神となり、武家政権の誕生や元寇により武神として全国に広まっていく。戦争を経験した著者は、八幡神が戦争イデオロギーに利用された事実にも目を向ける。
◆2376円・A5判・280頁・創風社出版・愛媛・2016/12刊・ISBN9784860372347

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『プリオン 認知症感染の刻』●宇江田一也著

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わが国で認知症という病名が使われ始めてからまだ10年余りにしかならない。それなのに今や高齢化社会の問題というにとどまらず、若年性の発症もあって国民の誰もが自分のこととして意識するようになっている。認知症が感染するなどと聞いたことはない。しかし、発症のメカニックを解析し、病原体を人為的に操作したらどんなことが起こるのか。
ある町の介護付き有料老人ホームとその地域で、異常型プリオンを媒介にした百万人に一人という希少な致死性の認知症が4人も発症する。感染なのか。それを容認できない医師と研究者は、大学病院に保管されている一つの病原体に行きつく。厳重な管理下に置かれているその施設からの持ち出しは到底不可能と思われた。だが、老人ホームへの潜入協力者の命を犠牲にしてまでもの警察の執拗な捜査で、認知症の母親を交通事故で失った一人の男が浮かび上がる。認知症を取り巻く社会の歪を描く身の竦むような小説である。
◆1944円・四六判・326頁・書肆アルス・東京・2016/11刊・ISBN9784907078171

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