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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2012年04月号発行分)

『暗闇に耐える思想 −松下竜一講演録』●松下竜一著

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大分県中津市で宿痾を抱えて暮らす元豆腐屋の著者が、故郷の自然と環境を守ろうと九州随一の大企業九州電力に立ち向かい、豊前火力発電所建設反対運動に身を投じたのは1972年のこと。真冬の一夜、家中の電気を消し、幼な子らと「マッチ売りの少女」を語りながら過ごす。その夜の思いを「暗闇の思想」として、「今の明るさの文化が虚妄ではないのかどうか、冷えびえとするまで思惟してみようではないか」と記した。
一人の生活者として弱い人間であることを武器に闘い、まさに血を吐くようにして発言、行動し、斃れた。その7本の殆ど未刊の講演録である。今ほど暗闇での思惟がなされなければならない時はない。
◆1470円・A5判・158頁・花乱社・福岡・2012/1刊・ISBN978-4-905327-13-4

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『小出裕章 原発と憲法9条』●小出裕章著

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原子力の平和利用を信じて原子核工学科に進んだ著者は、学ぶうちに危険な実態を知り、原発反対運動に加わる。大学院を終え国立大の原子炉実験所助手(現助教)になるが、40年間その身分のままである。
この間、一貫して原発に反対し、伊方原発訴訟の住民側証人にも立った。福島原発における東電、国、原子力村研究者、マスコミの責任は計り知れないが、旗振りこそしなかったとはいえ、原子力の場にいる者として責任を痛感する。原子力の行き着く先は核兵器であり、憲法第9条に直接関わっている。国民一人ひとりが自分の責任としてその重さを考えるようになれば、原子力など容易に廃絶できると呼びかける。
◆1470円・四六判・207頁・遊絲社・奈良・2012/1刊・ISBN978-4-946550-31-7

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『細部にやどる夢 −私と西洋文学』●渡辺京二著

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近代化に疑問を呈した名著『逝きし世の面影』(和辻哲郎賞)、『黒船前夜』(大佛次郎賞)で知られる著者による、世界文学の名作の数々についての話である。若いころは退屈だったこれらの小説が、なぜ今度は楽々、わくわく読めてしまうのかという問いから始まる。
「(これら)古典の前でわれわれはおのれの成熟を問われるのだ」というのがその答えである。ディケンズやゾラをはじめユゴー、ツルゲーネフ、オーウェンほかを論じながら、次第に「書物という宇宙」に分け入っていく本書は、著者半生の自伝ともなっている。最後に著者は、とくに西洋文学の豊かで広い世界を徹底的に読み漁ることを自身の経験から薦める。
◆1575円・四六判・186頁・石風社・福岡・2011/12刊・ISBN978-4-88344-207-2

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『神の木 −日・韓・台の巨木・老樹信仰』●李 春子(イ・チュンジャ)著

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古来より村人たちが、あるいは地域住民が信仰の対象としてきた古樹巨木や杜、すなわち「神の木」は、東アジアでどのような在り方をしてきたのか。日本の滋賀県と沖縄、韓国、台湾での現地調査を踏まえ、比較研究した成果を詳述する。樹木崇拝というとあまりにも抽象的で一般的過ぎると思えるほど、各地での「神の木」信仰の形は多様である。
台湾では老木が、おじいさんを意味する公の字をつけて榕樹公などと呼ばれて親しまれ、樹木のカミと地域の子どもが疑似的な親子関係を結ぶ「義子・義女」信仰が見られる。このように各地の特徴に注目する一方、樹木信仰が農耕生活に切実な水と深く関わっていることが各地の共通点として指摘されている。
◆4200円・215mm×170mm判・209頁・サンライズ出版・滋賀・2011/11刊・ISBN978-4-88325-458-3

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『としょかんねずみ』●ダニエル・カーク著/わたなべてつた訳

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サムは図書館に住むねずみ。子どもの調べ物コーナーの後ろの小さな穴の中で暮らしている。夜になるとひとりで思う存分、本を読むのが大好きで、とうとう自分でも本を書いてみた。書いた本を本棚にこっそり並べておくと、子どもたちに大評判!
ついには「この作家に会いたい」と騒がれ出す。自分の本を気に入ってくれてとてもうれしいけれど、ねずみは人間がこわい。そこでサムが考えたアイデアとは? アメリカの絵本作家が本を読むこと、書くことの楽しさを伝えてくれる。作者自身、家族と近所の図書館に通い、本棚を眺めるうちにこのお話を思いついた。サムが誰もが持つ豊かな想像力の世界へ案内してくれる。
◆1680円・A4判・30頁・瑞雲舎・東京・2012/1刊・ISBN978-4-916016-94-2

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