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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2012年06月号発行分)

『津軽学7号 −震災を生きる 津軽と災害』●赤坂憲雄ほか著

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「津軽学」は「盛岡学」などと共に、福島県立博物館館長赤坂憲雄氏が提唱する東北学に呼応して立ち上げられた地域誌である。2005年の創刊で、地域やそこに住む人々が持つ記憶、民俗性、精神史に着目した視点に貫かれている。
本号は昨年秋に開催された津軽学公開講座「震災を生きる 津軽と災害」での基調講演とパネルディスカッションを中心に特集したもので、津軽の長い歴史の中に刻まれた震災、そして3.11の経験を学問の役割としてどのように生かしていくべきか、様々な立場から検証し、方向性を論じている。共通して指摘されることの一つに、コミュニティ交流の問題があることは印象的である。
◆1500円・A5判・191頁・企画集団ぷりずむ・青森・2012/3刊・ISBN978-4-9902754-7-1

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『戦前の文士と戦後の文士』●大久保房男著

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文藝誌『群像』の元編集長が、佐藤春夫や高見順、伊藤整等様々な文士たちとの交流のエピソードを織りまぜながら、戦後文壇の変遷について書き記す。「文壇の崩壊」という章では、著者が『群像』を退いて数年後、経済界の大物から、ある作家を藝術院会員にしたいから力を貸してくれるよう頼まれたというエピソードが紹介される。
かつては俗物という否定評語があり、文士はそう言われるのを嫌って野党的であることに誇りを持っていたものだが、そんなことにこだわらない作家が出てきた、と著者は嘆き気味に言う。しかし、古きよき時代の文壇相手に思い通りに文藝誌の編集が出来て実に楽しかった、それでいいじゃないか、という言葉で本書を締め括っている。
◆2415円・四六判・239頁・紅書房・東京・2012/5刊・ISBN978-4-89381-273-5

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『新島八重の生涯 −幕末のジャンヌ・ダルク』●吉村 康著

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会津藩士の娘に生れ、聡明な母と武芸に卓越した長兄山本覚馬の影響を受けて男勝りに育った八重。戊辰戦争においては、戦死した弟の陣装束を纏って会津城に籠城し、射撃手として戦火をくぐる。滅藩後は同志社創立者新島襄の妻として学校発展に奔走。
新島没後は日本赤十字社に加盟し、看護婦として日清・日露戦争に従軍。このような女性の生き方があったのかと唯唯圧倒される。これほどの人物でありながら、これまで伝記の類がなかった。覚馬伝など僅かなに残された資料を手がかりに丹念に断片を拾い集め、黎明期を颯爽と生き抜いた一人の卓抜な女性像を紡ぐ。最晩年、全所有物を同志社に寄付し、卒然と逝った。見事の一語に尽きる。
◆1680円・四六判・219頁・歴史春秋社・福島・2012/3刊・ISBN978-4-89757-780-7

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『天災人災格言集 −災害はあなたにもやってくる!』●平井敬也(ヒライ ヒロヤ)著

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“天災は忘れた頃来る”“百年で出来る森林も、百分間に焼ける”“「助けて」と自分から言えない人を見つけることが一番大切”。本書は古今東西防災名言30選をはじめ、文化人、著名人、思想家宗教者など112人の名言を収録。災害用長期備蓄食(サバイバルフーズ)のネットショップの店長である著者が顧客に向けたメールマガジン『週刊防災格言』から選んで編集したもの。
著者の兄家族は阪神大震災発生時、神戸在住だったが、無事であり、それがきっかけで“備えること”の重要性を強く意識するようになった。歴史的災禍や危機管理に関わった人々の言葉には力がある。家族や大切な人を守るために本書を活用したい。
◆1575円・四六判変形・253頁・興山舎・東京・2012/3刊・ISBN978-4-904139-64-6

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『山岸巳代蔵伝 −自然と人為の調和を』●山口昌彦著

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本書はヤマギシ会の創始者・山岸巳代蔵(1901-61)の評伝である。その唱えるヤマギシズムは、大規模養鶏(山岸養鶏として一世を風靡)を行いながら「無所有・一体の金の要らない村」をつくり「ひとりも不幸な人のない社会」を目指し実践した思想運動でもある。
三重県・春日山を本拠地として全国各地に「村」ができたが、一方では様々な軋轢も生じ、一時、マスコミを賑わせた参加者の「軟禁」、脱会者の財産未返還等の「山岸会事件」を起こした。1976〜2001年まで会に参加し、その後『山岸巳代蔵全集』(全7巻)刊行の一員となった著者が、有名なヤマギシ会のわりには余り知られない山岸本人の生涯を克明にたどり、その実像に迫った。巻末には年譜と参考文献を掲載。
◆1575円・四六判・290頁・萌友出版・岡山・2012/1刊・ISBN978-4-902891-06-5

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