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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2013年03月号発行分)

『尖閣諸島問題 −領土ナショナリズムの魔力』●岡田 充著

書影

尖閣諸島をめぐる問題は、最近特に日中関係を冷え込ませる大きな要因としてクローズアップされています。とかく領土をめぐる言説の中では、譲渡か戦争かのふたつしか選択肢がないように言われがちです。しかし30年にわたり中国・台湾を見てきた著者は、ここまでこじれた要因を探り歴史を紐解いて、棚上げという選択肢の重要性を説いています。
さらにはアメリカの中国政策も含んだ国際情勢をにらみつつ、ナショナリズムを超えた環東シナ海全体の相互交流と発展にも言及しています。日・中・台それぞれの言い分をまとめた資料もついていて、尖閣諸島問題の過去を知り未来を考えるにはうってつけの一冊です。
◆1995円・A5判・246頁・蒼蒼社・東京・2012/11刊・ISBN978-4-88360-113-4

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『MANJIRO ジョン万次郎 −二つのふるさとをあいした少年』●エミリー・アーノルド・マッカリー著/高嶋哲夫ほか訳

書影

14才の漁師、万次郎は仲間と海に出た日、嵐に遭い、小さな島にたどり着く。半年後、アメリカの大きな船がやって来る。万次郎は船員たちの仕事を真似たり、アルファベットを覚えたりと勉強熱心。船員たちからはジョンというあだ名で呼ばれるようになる。やがて船長のすすめでアメリカへ渡り、航海術を学び、いずれ日本に戻る計画を立てる。
11年振りに故郷に戻った万次郎は恋しい母と再会後、 江戸で活躍することになる。鎖国の真っ只中にあった日本で自分が見聞したアメリカの情報を伝えた万次郎の帰郷までを描いた翻訳絵本。勇気と好奇心で数々の困難を乗り越えた彼に学ぶところは大きい。日本とアメリカ、二つの故郷を愛した少年の物語。
◆1575円・A4判・38頁・星湖舎・大阪・2012/11刊・ISBN978-4-86372-046-6

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『図書館と電子書籍 −ハイブリッド図書館へ』●山崎博樹ほか著

書影

2010年、電子書籍元年といわれてから3年。端末器の動きの慌しさに比べて、電子書籍時代は期待どおりには定着していないように感じる。まだまだコンテンツが貧弱であると共に、住民の読書を担う地域の公立図書館に取り組みへの戸惑いがあるからと思われる。
そこで、電子出版界と図書館界双方から、現場の状況を率直に披瀝して相互理解を深め、「ハイブリットと呼ばれる紙+電子図書館に発展」させていくためにはどうすべきか考えてみようと企画されたものである。先行する韓国の動向、電子書籍貸出を行う千代田図書館の事例などを踏まえ、デジタル機能に根ざした新しい図書館のサービスと存在意義を展望する。
◆2100円・四六判・160頁・教育出版センター・徳島・2012/11刊・ISBN978-4-905702-63-4

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『ベルリンの壁 −ドイツ分断の歴史』●エドガー・ヴォルフルム著/飯田収治ほか訳

書影

1989年、東西冷戦時代の象徴だった「ベルリンの壁」が倒壊した。1961年、東から西への市民の大移動を防ぐために、ベルリンを東西に隔てる巨大な壁が東ドイツによって建設された。本書は、今や忘れ去られようとしているこの「ベルリンの壁」について、その始まりから終わりまで書かれた初めてのまとまった通史である。と同時に、背景となる当時の世界の情勢もおのずと分かるようになっているのが良い。
しかも誰でも気軽に読めるように書かれているのも良い。多くの人々を翻弄したこのような「壁」は、イスラエルによってパレスチナにつくられた隔壁をはじめ、今なお世界中に多数存在していることを強調して結びとしている。
◆2520円・四六判・283頁・洛北出版・京都・2012/12刊・ISBN978-4-903127-17-0

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『物語がつむぐ心理臨床 −こころの花に水をやる仕事』●三宅朝子著

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摂食障害で著者のクリニックへ母親とともにやってきた女性。長い不妊治療に耐えてやっと妊娠したがやがて過食が始まり…しゃべるのは母親ばかりで、当の本人は窓の外の雪景色をぼんやり見ている。また祖父母に連れられてクリニックにやってきた中学生の少年。祖母が説明する。「キツネがついたんですわ。先生」…。
他に統合失調症の男性や病で死を間近にした老婦人等、10のクライエントの事例が季節の推移を背景としつつ語られる。どれも「事例」というにはあまりにも語りや描写が美しく、そしてどのケースも治癒や希望の予感をもって終わる。まるで名手による「珠玉の短編集」のように、どの「物語」も感動せずには読み終えることができない。
◆2100円・四六判・226頁・遠見書房・東京・2012/11刊・ISBN978-4-904536-49-0

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