地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より
現在、日本に暮らす脱北者は約200人と言われている。北朝鮮から18歳で脱出、中国で5年間を過ごし、2005年に日本へ来た著者は支援者に支えられ、アルバイトの傍ら日本語を勉強し、日本入りした脱北者で初めて大学生になった。本書は大学生活や友情、故郷や家族の思い出を語ったブログをまとめたもの。金政権下での生活も率直に語られ、謎多き北朝鮮を知る上でも興味深い。
一方では、京都旅行を満喫したり、ダイエットに悩んだりと、若い女性の微笑ましい日常も描かれている。経験を伝え、脱北者のことを理解する一助になれば……と願う著者。苦難を乗り越え、小さな一歩でも前に進んでいく。タイトルにもそんな思いが込められている。
◆1365円・四六判・283頁・アジアプレス・インターナショナル出版部・大阪・2013/1刊・ISBN978-4-904399-08-8
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札幌の街は明治初期の北海道開拓に始まり、140年余りを経て現在に至ります。その歴史を残された地図から読み解こうというのがこの本。地図エッセイの第一人者、堀淳一氏の手にかかれば、街の発展とそれを支えた交通網の消長を中心に、古くは明治時代の地図から最近のタウンマップまでが、それぞれの札幌を語り出します。
堀氏の札幌への思いが詰まったコラムが随所に挿入され、土地条件図や札幌並木地図などの変わり種の地図も多数収録。特別付録として5万分の1地形図「札幌」の試験図(昭和57年要部修正)も付いています。全編にわたって歴史を読む楽しみ、それぞれの地図を眺める楽しみが満載です。
◆6300円・A5判・381頁・亜璃西社・北海道・2012/11刊・ISBN978-4-906740-02-4
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1972年、重篤な持病を抱えながら、国の周防灘総合開発計画の無謀さを衝き、拠点たる豊前火力発電所建設阻止に立ち上がり、環境権という新しい概念を打ち立てた松下竜一。発展も開発もほどほどにして、今ある電力で成り立つ社会や暮らしを考えようと<暗闇の思想>を発想する。松下が亡くなって8年。竜一忌での講演録である。
東電福島第一原発事故の先に見えぬ状況と太陽エネルギーの可能性を説く。著者は26年前、松下に呼ばれてチェルノブイリについて講演した。同じことが繰り返されたことに絶望する。しかし、今こそ松下の思想を生かす時であり、それこそが未来への希望であると、熱く語りかける。
◆1050円・四六判・117頁・一葉社・東京・2013/1刊・ISBN978-4-87196-052-6
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滋賀県固有の文化的資源を多角的に研究する地域文化研究誌『近江学』の第5号。今号の特集は「木と暮らし」。物づくり、信仰、景観や環境といった様々な側面から近江の木の文化を掘り下げる。中でも多くのページを割いているのは、琵琶湖特有の木造帆船「丸小船」について。船造り技術の数少ない継承者である船大工の方へのインタビューをはじめ、その構造や原材、工具類にいたるまで、丸小舟にまつわる詳細がここで理解できる。
「かつて−森は舟を生んだ。」という写真家の津田直氏のエッセイも。もうひとつの注目は、木地師発祥の地ともされる「小椋谷」への取材。漂泊の杣人などとも言われた木地師の伝説と歴史、現在を一望する。
◆1890円・AB判・95頁・サンライズ出版・滋賀・2013/1刊・ISBN978-4-88325-495-8
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行き先を決めるのも移動手段を決めるのも面倒なので“旅は嫌い”なはずが、友人に引っ張り出され、お泊まり会の延長のような旅に出かけることになってしまった。恐山、知床、ウニが目当ての積丹を大好きなビール片手にだらだらと歩く爆笑旅日記。札幌在住の著者があちらこちら仲間と共にツッコミながら巡る様子は爆笑を誘う。
旅に際して自分でやったのは「荷造り」だけで、あとは全て他の人がやってくれたと気づき愕然とするが、同じ場所に出かけても退屈しないのが特長と自負。そんなところに読者をも飽きさせない視点がある。不思議な味わいを持つ三題噺のショートストーリー編も収録。
◆1365円・四六判・191頁・寿郎社・北海道・2012/12刊・ISBN978-4-902269-57-4
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