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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2013年08月号発行分)

『日本の心 −アメリカ青年が見た明治の日本』●C・L・ブラウネル著/高成玲子原訳

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20世紀初頭のアメリカで、全米公立図書館の日本関係書籍貸出数が小泉八雲の「神國日本」に次ぐ人気を博した日本見聞録が110年を経て本邦初訳された。日露戦争で日本へ関心が高まるアメリカ。お雇い外国人教師の米国青年がユーモラスに紹介する日本の庶民生活は、米国民の遠い日本への好奇心をかき立てたにちがいない。
故高成玲子氏が発掘した原訳を、富山八雲会が受け継ぎ編集した。ブラウネルは明治時代中頃に来日、五年間滞在する。早稲田大学や北陸の尋常中学校で英語を教えその間自身が体験したり伝聞した様々なエピソードを詳細に記録した本書。「古くて魅力的な日出ずる国の精神」をもつ市井の人達が息づいている。
◆2100円・A5判・358頁・桂書房・富山・2013/6刊・ISBN978-4-905345-41-1

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『吉本隆明と「二つの敗戦」 −近代の敗北と超克』●とよだもとゆき著

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労働争議の渦中にあった70年代、多少でも地に足をつけて進むことができたのは吉本氏の思想とその生活姿勢に負うところが多い、と著者は言う。また、谷中銀座や神社の祭りで偶然見かけた吉本氏の姿を感慨深げに回想している。「その思想を裏付けるような彼の実際の生活姿勢が倍音のように響いて、影響がより深められた」。
しかし、80年代の『ハイ・イメージ論』のあたりから異和を感じるようになったようだ。吉本氏の、産業の高次化をめぐる価値論や贈与経済論に対して著者は独自の考えを展開している。そして福島第一原発事故後の吉本氏の原発論。それついて著者は、批判的であるが故に周到に、そして丁寧に、発言の背景を読み取ろうとしている。
◆1575円・四六判・183頁・脈発行所・沖縄・2013/6刊・ISBN978-4-9906614-6-5

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『もうひとつのこの世 −石牟礼道子の宇宙』●渡辺京二著

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『逝きし世の面影』(和辻哲郎文化賞)をはじめ、「近代化」の意味を問い続けてきた著者・渡辺京二は、他方で、話題の本『苦海浄土』を書いた石牟礼道子のアシスタントとして、彼女の生み出す作品の最も深い理解者、紹介者でもある。
本書は、戦後日本文学の最高傑作という『苦海浄土』をはじめとする石牟礼作品の文学的意義を探り、彼女がどのようにして自己形成されてきたかを述べる。すなわち、自然と渾然一体化した漁民や農民の生活を内側からとらえて彼らに乗り移り、その人自身となってあの世とこの世を行き来する石牟礼文学は、「近代的自我」など無視するというわが国の文学史上初めてのもので、枠に収まらない特異な性格をもつという。
◆2310円・四六判・225頁・弦書房・福岡・2013/6刊・ISBN978-4-86329-089-1

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『田中正造と足尾鉱毒事件研究 vol.16』●渡良瀬川研究会編著

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没後100年になる田中正造の行動と思想を、自由民権運動への参加、改進党入党動機、地方改良運動、政治への発心の虚実の観点からの考察、埼玉大学における正造をテーマにした交流型授業と取水を渡良瀬川に頼っていた三栗谷用水の鉱毒対策の報告、没後100年を学ぶことの意義などを述べた、力のこもった9点の論考からなる特集号である。
「真の文明は 山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さざるべし」と日記に記した正造の言葉が、今の状況を鋭く照射する。3.11の地震で鉱毒を含む堆積場が決壊し渡良瀬川に流入したという。足尾銅山鉱毒事件がまだ終わっていないことに戦慄させられる。
◆1575円・A5判・192頁・随想舎・栃木・2013/4刊・ISBN978-4-88748-272-2

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『夢の遺産 石炭・造船・防衛 −長崎県近代化遺産めぐり』●長崎近代化遺産研究会編著

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長崎県旧高島町の端島(軍艦島)が初めて観光旅行のパンフに載ったのは、平成17年2月のことだった。廃墟を前面に出した一見妙なパンフは、産業遺産の魅力をうまくアピールしていた。今や軍艦島は、長崎観光の目玉となっている。
この本に取り上げられた産業遺産群の中でも、軍艦島には別格の存在感がある。そして産業遺産の魅力は、外観に加えて時代背景や携わった人々を知ることで、より強く感じられるようになる。軍艦島に魅力を感じて、長崎の産業遺産を目指す旅をされるのであれば、この本をお供にして、現地の方の声に耳を傾けられるとよいのではないだろうか。かつて小さな炭鉱があった町に、思わぬ魅力が潜んでいるかもしれない。
◆1890円・A5判・207頁・長崎新聞社・長崎・2013/5刊・ISBN978-4-904561-66-9

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