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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2013年10月号発行分)

『島田清次郎 誰にも愛されなかった男』●風野春樹著

書影

島田清次郎は明治32 年石川県生まれ。20歳の時に『地上 第一部 地に潜むもの』という作品で大ベストセラー作家となった。しかし、傲岸不遜な言動で文壇から嫌われ、24 歳の時には、熱烈なファンだった海軍少将令嬢を誘拐監禁したとして告訴されてしまう。この事件後、バッシングや出版拒否にあい困窮。ある夜、血痕の付いた浴衣を着て人力車で通行中警察に連行され、精神病院に収容されてしまう。そして、31歳での早過ぎる死。
著者は、これまでの評伝では入院後のことが何もわからないとして、書簡や雑誌等の記事に当たり、病院内での島田の様子を丹念に再現する。そこでわかったのは、病んでなお衰えなかった晩年の作家の創作意欲だった。
◆2625円・四六判・349頁・本の雑誌社・東京・2013/8刊・ISBN978-4-86011-245-5

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『たまごちゃん、たびにでる』●フランチェスカ・パルディ著/おおにしよしみ他訳

書影

ママのおなかの中はあたたかくてきもちがいいけれど、もうすぐ外の世界に出なくてはいけない。どんな“かぞく”にうまれるのか、ちょっと見に行ってみよう。たまごちゃんはいろいろな“かぞく”に会うために旅に出る。うさぎを始め、ねこやかばなどたくさんの家族に出会うたまごちゃん。みんな仲良く暮らしていて、どの家族にうまれてもいいなと安心する。
本書はイタリアで話題の絵本。生まれる前はこんな風にわくわくしていたはずなのに、すぐに生活の重さに押し潰されて辛いと言ってしまう。でも本当は好奇心をもってこの世にやってきたという、よしもとばななのメッセージ付き。たまごちゃんの可愛い表情と共に新鮮な気持ちがよみがえる。
◆1575 円・212mm×258mm判・21頁・イタリア会館出版部・福岡・2013/7刊・ISBN978-4-9901473-5-8

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『原爆被ばくと医療被ばく』●三好基晴著

書影

東電福島第一原発から2 年余、放射能漏れによる影響はより深刻なものになっている。臨床環境医である著者は、原発被ばくのみならず、衣食住の生活環境内に有害物質が溢れ、放射線は医療被ばくの方が桁違いに大きいことの事実にも目を向けるべきであるという。
例えば頭部CT検査の被ばく線量は4.2ミリシーベルトで安全とされるが、臓器別にみていくと、目の水晶体90、脳76、甲状腺13 ミリシーベルト、わずかとはいえ肝臓や大腸など被ばくは臓器全体に及ぶ。4.2 は各臓器の平均値を実効線量というカラクリで表わした結果である。安全とは何か。専門家の隠ぺいと情報操作を見極める確かな目が市民の側にも求められる。
◆1575 円・A5判・196 頁・花書院・福岡・2013/6刊・ISBN978-4-905324-60-7

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『My Private FUKUSHIMA −報道写真家 福島菊次郎とゆく』●那須圭子著

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瀬戸内の小さな町の裏通りで愛犬とひっそり暮らす報道写真家福島菊次郎、90 歳。聴力、視力、足腰は衰え、カメラは埃をかぶっていた。その福島から託され、中国電力上関原発と向き合っているフォトジャーナリスト奈須圭子。フクシマと一連の動きを見守る二人の胸に、日に日につかえが大きくなる。
そして2011 年秋、フクシマへの二日間の旅に出る。カメラを構えると嘘のように敏捷になる福島だが、一旦膝をついたら立ち上がれない。地獄のような状況で、あくまでも踏みとどまって酪農を続けようとする夫婦の牛舎にへたり込みながらカメラを向ける。フクシマを知ってしまったものの責任と福島。二人のフクシマはこれから始まる。
◆3465 円・B5判・125 頁・みずのわ出版・山口・2013/8刊・ISBN978-4-86426-025-1

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『那覇の市場で古本屋 −ひょっこり始めた<ウララ>の日々』●宇田智子著

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2011年11月、沖縄県那覇市の第一牧志公設市場の向かい側に日本一小さいと思われる古本屋がオープンした。店主は元ジュンク堂那覇店勤務。沖縄に異動後、地元の出版社や古本屋と触れ合い、同人誌に参加したりしているうちに、閉店する古本屋を受け継ぐことになった。
本書にはそんな日々が淡々と綴られている。地元出版の盛んな沖縄で関連本をメインに扱い、三畳のスペースに本を並べながら、漬物屋や鰹節屋など近隣の市場の人とも交流し、沖縄独特の雰囲気もさりげなく伝えてくれる。店のロゴマークのフクロウも著者を見守っている。中国の古書イベント参加レポートや沖縄県の古書店データも掲載されている。
◆1680円・四六判・221頁・ボーダーインク・沖縄・2013/7刊・ISBN978-4-89982-241-7

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