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地方・小出版流通センター

地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2013年12月号発行分)

『<ルポ>原発はやめられる −ドイツと日本 その倫理と再生可能エネルギーへの道』●小坂洋右著

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チェルノブイリ原発事故から6年後の1992年、国土の22%を放射能で覆われたベラルーシを訪ねた著者は、日本こそ世界で一番放射能の恐ろしさを分かっているはずと言われ虚を衝かれる。原爆も原発事故も同じであることを深く考えてこなかったからだ。それから20 年後の衝撃。いち早く脱原発に転換したドイツ。なぜそれが可能であったのか。
社会学者、連邦議会議員、電力会社、環境団体、ジャーナリストを訪ね、「人類は社会的、倫理的、生態学的に原発を許容できるのか」との根源的な議論がされたことを知る。制度設計さえきちんとすれば、我が国でも必ずや脱原発が可能であることを確信させてくれる感動のルポルタージュである。
◆1785 円・四六判・235 頁・寿郎社・北海道・2013/8 刊・ISBN978-4-902269-61-1

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『探偵小説の街 神戸』●野村恒彦著

書影

日本の探偵小説史に数多く登場する神戸。旧外国人居留地や異人館など、探偵小説の舞台としても事欠かないだけではなく、横溝正史を代表として西田政治、山本禾太郎など神戸出身の作家も多い。
神戸に生まれ、現在も神戸在住の著者が小説の歴史と神戸の関わりについて詳細に語り、ミステリー作品を紹介する。揺籃期として江戸川乱歩の『探偵小説四十年』を取り上げ、往年の雑誌「新青年」や近年再評価された「ぷろふいる」も紹介。また、著者の取材記事がきっかけとなり神戸市中央区に横溝正史の生誕地碑が建立されたなど、著者の果たした役割は大きい。探偵小説をこよなく愛する熱い思いが伝わってくる。
◆1680 円・A5判・198 頁・エレガントライフ・兵庫・2013/10 刊・ISBN978-4-906369-01-0

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『2010 チェルノブイリの夏 −放射能汚染により隔離された街の24年後』●前田俊明著

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アメリカ・スリーマイル島原発事故(1979年)の7年後、1986年4月26日、旧ソ連(現ウクライナ)チェルノブイリ原子力発電所で大規模な爆発と火災が発生した。原発から4キロの距離にある人口5万のプリピャチは、豊かな緑に囲まれた先進的な街であった。
事故後、放射線高濃度汚染地区となり、以後完全な立ち入り禁止が続いている。その外側30キロの立ち入り禁止区域には戻ってきている人もいる。本書は、原発事故後24年経過したプリピャチの無人の街と、その外側30キロエリア、そしてチェルノブイリ近郊の下流にある街の風景から構成した72 葉の写真集である。無言の写真が語る動かせない事実は私たちを圧倒する。
◆1890円・192mm×210mm判・80頁・春夏秋冬叢書・愛知・2013/8 刊・ISBN978-4-901835-40-4

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『東北発 災害復興学入門 −巨大災害と向き合う、あなたへ』●清水修二著

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本書には災害からの復興事業の制度や被災者の心のケア、あるいは災害に強いコミュニティづくりなど、災害への備えから復興までの様々なことが東日本大震災の事例を中心にまとめられている。特に原子力災害に関しては三章が割かれており、震災以降の原子力災害を意識せざるを得ない状況を感じさせる。
その中でも水俣病と原発事故を重ね合わせた第六章は、双方の共通点を示し、経済的なことだけでは測りえない失われたものの大きさを訴えて印象深い。さまざまな災害と付き合っていかざるを得ない日本で暮らしていく上で、本書の指し示す課題は私たちひとりひとりの考える指針ともなってくれるだろう。
◆840円・A5判・243頁・山形大学出版会・山形・2013/9刊・ISBN978-4-903966-17-5

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『文字の食卓』●正木香子著

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著者が子どもの頃のこと、テレビのテロップで使用されていた文字が、ちょうど読んでいた漫画の一コマにあった文字と雰囲気が似ていたので、「ねえ、これ、仲間だよ」と姉に言ってみたら、姉は目を丸くして「ほんとだ、よく気づいたね」と答えたという。著者の文字好きはどうやら生まれつきのものらしい。絶対音感ならぬ〈絶対文字感〉の持ち主と言えそうだ。
本書は、昨今DTPに取って代わられつつある写植用書体を紹介しているのだが、それらの文字と使用された作品そしてそれらの作品と出会った頃の著者の記憶の中の淡い情景とが、一体となって引き出されているのが特徴。一つの書体の誕生から盛衰にいたる物語も興味深い。
◆1890円・A5変形判・255頁・本の雑誌社・東京・2013/10刊・ISBN978-4-86011-247-9

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