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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2014年04月号発行分)

『津波、写真、それから』●高橋宗正著

書影

東日本大震災から数日が過ぎたある時、写真家の高橋宗正は思う。自分がずっと学んで仕事にもしてきた写真が、いざという時にこんなにも役に立たないなんて、ずいぶん無駄に生きてしまったものだ、と。しかし、回ってきたツイートをきっかけにして、津波で流された写真を持ち主に返す活動に関わることになった。
一枚一枚を丁寧に洗い、カメラで複写、データ化していく。途中で、ダメージがひどい写真をどうするかが問題になった。これがLOST&FOUND PROJECTのきっかけになり、これらの写真たちは4ヶ国7都市を巡っていくことになる。誰が写っているかもわからないスナップ写真の数々が本書にも収録されている。見る人の心を打たずにはいないだろう。
◆2808円・345mm×250mm判・143頁・赤々舎・東京・20140214刊・ISBN978-4-86541-012-9

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『武蔵の古代史 .国造・郡司と渡来人・祭祀と宗教』●森田 悌著

書影

古代史というと、大和政権を中心に据えて畿内を中心に語られることが多いもの。しかし本書は『武蔵の古代史』と銘打って、古代の武蔵国の姿を描いている。中央で物部氏が失脚すれば物部系の人々は衰退し、政権の意向で渡来人の入部が行われ、対蝦夷の最前線で様々な負担を押し付けられる…、中央との繋がりは武蔵の政治状況にも大きな影響を与えずにはおかない。
しかし、それだけではない。平安時代に従来の体制が綻びだし、豪族たちが発展してゆくという社会の変化は、武蔵の人々の力強さも感じさせる。本書には華やかな政治・文化で彩られた中央の歴史とは異なる、地方の古代の世界が広がっている。
◆3024円・A5判・304頁・さきたま出版会・埼玉・2013/11/11刊・ISBN978-4-87891-402-7

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『上山集楽物語 .限界集落を超えて』●英田上山棚田団出版プロジェクト・チーム編著

書影

集落ではなく集楽。“楽しい事は正しい事”をモットーにする岡山県美作市の英田上山棚田団。過疎化により8300枚もの棚田が耕作放棄地となっていたが、新しい力で再生され、今やメリーライスというブランド米が誕生するまでになった。本書は2011 11 年に発行された『愛だ!上山棚田団』の続編で、その後の活動を物語風に伝える。
まさに限界集落だった地区にひょんなことから都会人がやって来て、地元のお年寄りに徐々に溶け込み、夏祭りをも復活させ、子どもたちの笑顔を乗せた凧を飛ばす。フェイスブックなどを活用し、日本各地、さらにアジアにもネットワークは広がっている。日本の未来に希望をつなぐ草の根プロジェクトがここにある。
◆1620円・四六判・265頁・吉備人出版・岡山・2013/12刊・ISBN978-4-86069-374-9

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『土地と霊魂』●王幼華著/石其琳訳

書影

英国東印度会社の船長であった探検家が台湾沖で座礁、そのまま現地に残り、先住民女性と結ばれて山林開発し楽土建設を志すが、台湾支配を目論む漢人の弾圧に遭い、悲惨な最後を遂げる。清代同治年間(1862-74)にあった外夷侵墾大南澳事件を基にした歴史小説である。
著者は作家であると共に、大学で歴史・社会文化史を講ずる研究者である。台湾は多民族国家であったが、オランダ統治、清朝支配、日本の植民地、国民政府時代と複雑な歴史をもち、先住民は常に社会の最下層を強いられてきた。誰が台湾の主人で、本当に土地所有できるのか、書名に込められたメッセージである。巻末に付された著者の歴史論考が理解を深めてくれる。
◆2808円・四六判・296頁・中国書店・福岡・2014/2刊・ISBN978-4-903316-35-2

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『吉備邪馬台国東遷説』●岡 将男著

書影

邪馬台国の所在は江戸時代以来、大和説、九州の山門郡など三説、そこに、邪馬壹論も加わり、現代に到って論争が続いている。在野の研究も盛んで、山陰説、近江説など諸説繚乱である。
生地岡山で長年経営者、市民運動家として活動し、「新邪馬台国サミット」のコディネータも務めた著者は、『魏志倭人伝』、『晋書』、朝鮮の『三国史記』、『古事記』に近年の考古学的知見、さらに桃太郎伝説などを踏まえて吉備説を掲げ、大和に攻められて卑弥呼自死後に後継者の臺與が東遷、即ち大和に移り、箸墓古墳に葬られたと主張する。著者も認めるように、絶対的な実証史料がないだけに推論の域を出ないが、古代史研究に一石を投じたものといえよう。
◆1728円・四六判・249頁・吉備人出版・岡山・2014/01/18刊・ISBN978-4-86069-372-5

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