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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2014年09月号発行分)

『残されたもの、伝えられたこと −60年代に蜂起した文革者烈伝』●矢崎泰久著

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ミニコミ誌の草分けとして1965年に創刊された「話の特集」。そこに集った、思想、哲学、社会、経営、科学、芸術、音楽、映画、芸能、文学、様々な分野の猛者たち。まさに、各文化戦線の旗手と呼ぶのにふさわしかった。
その求心力となっていたのが、強烈な個性で1995年の終刊まで編集長を務めた矢崎泰久。先に逝ってしまったが、しかし今も著者の心に鮮烈な記憶として生きる15人。口開けは、脱原発の市民科学者高木仁三郎。中心に、「わた史」を生涯かけて編む小沢昭一、締めは、ノーベル物理学賞に最も近かった活動家水戸巌。追想というのではない。出会いの喜び、人と人との繋がりの不思議が存分に語られる。60年代の熱き息吹きを忘れまい。
◆1750円・四六判・268頁・街から舎・東京・2014/6刊・ISBN978-4-939139-19-2

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『「修羅」から「地人」へ −物理学者・藤田祐幸の選択』●福岡賢正著

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2011年3月11日、東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所が被災したその当日の夜、早くも原発のメルトダウンを予測した研究者がいた。反原発に半生をささげてきた物理学者・藤田祐幸である。
本書のタイトルにある「修羅」は、チェルノブイリをはじめ内外の放射能被害の現場を訪れさまよってきた現役時代の生活を指す。一方、「地人」とは、定年後、自然環境志向型の家を建てて移り住み、自給自足を目指している長崎県西海市での地に根を張る生活を意味する。三浦半島で開発からまもった「小網代の森」運動を原点として、そんな彼を支え、人生の選択の参考としてきたのは、宮沢賢治の生き方「ポラーノ広場」への共感だったという。
◆1620円・四六判・183頁・南方新社・鹿児島・2014/5刊・ISBN978-4-86124-294-6

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『GREAT HASHIMA 大いなる端島』●端島閉山40周年記念事業実行委員会編

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世界遺産登録を間近に控え、より注目度が高まっている長崎県の端島炭鉱は、外観的な特徴から「軍艦島」という通称で語られる。しかし、この本のタイトルや本文に軍艦島という名称は登場しない。
掲載された写真は明治の草創期から昭和49年の閉山までのもので、無人島化以後のものは登場しない。島に炭鉱と暮らしがあった頃へのこだわりが「端島」という地名に込められているのであろう。かつて端島にあった都市的な炭鉱街が失われて40年が経過した。軍艦島が多くの方々に、特に首都圏など都市部の方々に注目されるのは、昔日の都市的な暮らしの匂いがはっきりと残されているからかもしれない。
◆2700円・198mm×212mm判・150頁・忘羊社・福岡・2014/7刊・ISBN978-4-907902-02-5

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『若者はなぜヤクザになったのか −暴力団加入要因の研究』●廣末 登著

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本書は元暴力団員の人たちへのインタビューから、なぜ彼らがヤクザになったのかを明らかにしていきます。著者は特にそれぞれの育った環境、周囲の人々、家族や学校との関係などを重点的に聞き取っていきます。
人生の進路をヤクザに定めた理由はもちろん個々にありながら、共通する部分もあり、若者がヤクザへ辿りつく回路の特徴も見えてきます。特に自尊心の回復のための暴力団加入という指摘は興味深く、ことさらヤクザという進路が特別というわけではないという気さえしてきます。巻末のフィールドノーツからは、相手との信頼関係の醸成や、インタビューでの細かなやり取りまで生々しく感じ取れます。
◆3024円・A5判・314頁・ハーベスト社・東京・2014/7刊・ISBN978-4-86339-057-7

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『おばぁタイムス』●大城さとし著

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「沖縄タイムス」で人気連載中の4コマ漫画がついに単行本化された。80才のおばぁと85才のおじぃ夫婦が織りなすシュールな日常に思わず笑いを誘われる。おばぁのかわいらしいボケにおじぃのツッコミが冴えわたる。元気いっぱいのおばぁと2m近い身長を誇る一年中ランニング姿のおじぃはでーじ(すごく)仲良し。方言も満載でちんすこうも数多く登場。地元で大人気なのも頷ける。
本書には週一回の連載だった2005年から3年分の初期作品150編を収録。2013年1月1日からは社会面に移り、毎日掲載されている。作者の“いいわけ言って良いわけ!?”というコーナーではネタ解説やプチ情報も楽しめる。おばぁとおじぃの活躍がますます期待される。
◆648円・新書判・165頁・沖縄タイムス社・沖縄・2014/4刊・ISBN978-4-87127-215-5

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