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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2015年06月号発行分)

『福本潮子作品集 藍の青』●福本潮子著

書影

藍は江戸時代以降、庶民の衣類をはじめ暖簾や前掛けなど、町の至る所で用いられた。明治時代に日本を訪れたイギリス人化学者ロバート・ウィリアム・アトキンソンはその色を「ジャパンブルー」と評したとされる。藍染め作家として国内外で活躍を続ける福本潮子氏の作品を最初期から通観する本書は、日英対訳となっており、英語タイトルは【FUKUMOTO SHIHOKO JAPAN BLUE】である。
藍は中間色や淡色に染めるのが難しいとされるが、福本氏は濃淡を表現する脱色染めという方法を編み出した。その結晶である「さざ波」シリーズは、アートとは無縁な者が見ても、これが日常見慣れた藍染めなのかと、色表現の自在さに驚く。他に「流れ」「朝霧夕霧」等自然を連想させる作品はもちろん、「時空」「残像」等、抽象的なタイトルにも興味が引かれる。そして「楕円」や「スターライト」では藍の青は宇宙空間の青であり、白い点は星々の光そのもののように見える。
◆8640円・225×300mm・224頁・赤々舎・東京・2015/3刊・ISBN978-4-86541-027-3

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『サリン それぞれの証』●木村晋介著

書影

1995年3月20日の地下鉄サリン事件から、今年で20年が経ちました。本書は一連のオウム事件の被害者、被害者支援に携わった方々の証言を中心に、事件の全貌を捉えようとしたものです。証言からはオウムに犯罪の予兆があったにも関わらず、警察はオウムの本格捜査に踏み出せなかったことが見えてきます。そして発生したサリン事件。被害者の方たちは今なお後遺症に悩まされ、家族の方にも深い苦しみをもたらしました。事件は決して過去のことではなく、関わった人たちそれぞれに大きな影響を与えていることもわかります。
著者も自らのラジオ番組に、後にオウムに殺害される坂本堤弁護士に出演してもらうなど、一連の事件に近い位置にいただけに、なぜ事件が起きたのか?なぜ防げなかったのか?という思いには強いものがあります。証言と共に事件を追体験し、その後の20年の思いを聞くことで、改めて地下鉄サリン事件とオウム真理教について読者自身に深く考えさせる一冊です。
◆2160円・四六判・270頁・本の雑誌社・東京・2015/3刊・ISBN978-4-86011-268-4

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『続・地産地消大学 −オルタナティブ地域学の試み』●湯崎真梨子著

書影

年長者の伝統技術が若者に受け継がれていく5年目を迎えた和歌山県那智勝浦町の水車小屋再生プロジェクト。木質水車を完成させ、築80年の小屋を撤去し、プロジェクトの第4期としていよいよ小屋の再生に取りかかる。また大学の研究者が主催する地域食材活用講座では地元の婦人が講師となり、数々の料理が伝えられていく。
本書は昨年出版された本の続編で、同じくわかやま新報に連載されたコラムをまとめたもの。大学教授の著者や研究者が現場に出向き、地域自らが出来る地域づくりについて実証実験を繰り返し取り組んだ記録である。第2部では和歌山大学型グリーンイノベーション創造プログラムの活動の一端を多くの写真と共に紹介している。地域調査の初日、今ひとつ乗り気でなかった学生も現場の生活資源を目の当たりにすると、たちまち調査の魅力にはまっていく。若者を変える力を持つ知恵の結晶で地域の活性化が期待される。
◆1620円・B6判・153頁・南方新社・鹿児島・2015/3刊・ISBN978-4-86124-316-5

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『電子出版と電子図書館の最前線を創り出す −立命館大学文学部 湯浅ゼミの挑戦』●湯浅俊彦著

書影

出版産業のビジネスモデルが電子出版に大きく変容しようとする中で、電子出版と電子図書館化のための明確なビジョン作りに取り組む立命館大学文学部湯浅ゼミは、2013年度に現場へのフィールドワークなどにより、『デジタル環境下における出版ビジネスと図書館』を刊行したが、2014年度には、より実際的に、大学図書館における電子学術書の利用契約に基づいてゼミ授業の高度化を図り、電子出版と電子図書館の可能性を考察し、未来のデザインづくりを行った。
電子出版と電子書籍の発展と大学教育等のこれからを左右する重要なポイントとして、電子書籍の信頼性に直結する「版」の問題、小・中学校におけるタブレット端末を用いた読書活動の意義、公共図書館での電子書籍を活用した多文化サービスの在り方、リアル書店における電子書籍販売の可能性と方法などの課題が洗い出され、徹底討議を踏まえ、意識変革に向けての様々な問いかけがなされる。
◆2592円・A5判・270頁・出版メディアパル・千葉・2015/3刊・ISBN978-4-902251-79-1

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『神々の記憶 −北東北の魅力を探る伝説探究読本』●高橋 智篇著

書影

八郎太郎伝説、あるいは八郎潟伝説というと、地元と無関係な私でさえ小学生のころ学校の教科書か何かで教わった記憶がある。秋田県の八郎潟がどうやってできたかを、八郎という大男を主人公にした素朴ながらもスケール感たっぷりの物語、といった印象である。
本書でも三湖伝説と呼ばれるように、八郎潟・十和田湖・田沢湖をめぐる湖沼主争い伝説の主人公のひとりである。もとは人間だった八郎・南祖坊・辰子姫の三人がやがて竜蛇と化し、それぞれが三湖の主となるというもの。盛り沢山のエピソードは中国の伝奇小説を読んでいるようで面白い。各説話によって登場人物やモノなどに多少の違いや変化がみられ、実にバリエーションに富んでおり、民衆の豊かな想像力に感心する。総じて、マタギの生活・竜神信仰・異人(まれびと)論・巨人伝説など様々な性格の話が盛り込まれており、興味は尽きない。著者の伝説渉猟には驚嘆するが、後世に残そうとする熱意が伝わる。
◆1728円・新書判・303頁・盛岡出版コミュニティー・岩手・2015/3刊・ISBN978-4-904870-34-1

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