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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2015年11月号発行分)

『ライフ・トーク −学生たちと歩いて聞いた坂之上の35名』●ジェフリー・S・アイリッシュ/橋口博幸著

書影

鹿児島市坂之上。どこにでもある平凡なベッドタウン。その町の鹿児島国際大学で、まちづくりや民俗学を教えるアメリカ人の著者。それまで南薩摩や大隅の集落をフィールドにしてきたが、2年前から、自分たちの拠って立つ町をゼミ生と歩き、市井の暮らしにカメラを向け、個人の体験、歴史を聞くことを始めた。鍼灸師、焼鳥屋、牧場主、自転車屋、島唄歌手、住職、保育園園長、会社員、介護施設長、自動車整備工場主、農協女性部顧問、窯元、幼稚園バス運転手、農民、ピアニスト、美容師、霊能者等など。83歳の老人会長、日々思うことは、「寂しい町にならいためにどうすればいいか」。毎週町に出た学生たちは、新鮮な発見や出会いに興奮して戻って来る。
主体はあくまでも学生。彼らが築いて繋がりのできた人々を、竹文化研究家の協力者と補足の聞き書きをし、撮影する。大学と地域との関係構築ではなく、人として地域の「魂」に触れる体験であることに感動する。
◆3024円・A5判・351 頁・南方新社・鹿児島・2015/8刊・ISBN9784861243240

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『望郷のソネット −寺山修司の原風景』●白石 征著

書影

歌人、劇作家として「天井桟敷」を主宰したのみならず、俳人、詩人、映画監督など八面六臂の活躍を見せ、今もなお各ジャンルに色濃く影響を残している寺山修司。47才という早過ぎる死であったが、今年生誕80年を迎える。 著者は新書館に入社後、編集者として18年間寺山と交流を深め、多くの寺山本を手がけた。没後も俳句全集や著作集などを編集するが、退社後は演劇の世界に転身し、テキストに寺山の作品を選び、ラジオやテレビドラマを使用して演劇化していくプロセスを体験し、演劇のあり方を模索してきた。寺山の多彩な活動を間近に見てきた著者ならではの視点で書かれた書籍や雑誌やCDに寄稿した文から精神的孤児としての孤独や悲しみが浮かび上がる。
中世に流布した説教節などの素材を現代に通底させた“遊行かぶき”を提唱している著者だが、それを支えているのも寺山の原風景であり、彼の存在感が際立っている。
◆2592円・四六判・259頁・深夜叢書社・東京・2015/8刊・ISBN・9784880324241

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『占領下の新聞 −別府からみた戦後ニッポン』●白土康代著

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GHQの日本占領期、日本国内においては出版物などは検閲の対象となりました。そして1949年秋まで続いたこの検閲は膨大な資料の山を残しました。これらの資料はその後アメリカへ渡り、その保存に尽力した人物の名をとり、プランゲ文庫と呼ばれています。本書はその資料から、大分県別府市で発行された新聞を紹介していきます。別府は太平洋戦争では戦災を受けず、戦後は周辺から大量の人が流れ込んできました。今でこそ別府は観光都市という印象が強いですが、紙面からはそれだけではない別府の繁栄振りが伝わってきます。
一方で歓楽街ならではの怪しげなニュースや、引揚者など戦争の影を感じさせる記事も多く含まれています。このころ別府市内で発行されていた新聞が50以上あったというのも驚きです。戦後の混乱期を生き抜こうとする逞しさと、戦争が終わり新しいことが始まるという希望が混じりあった、当時の別府の街に充満していたエネルギーが強く感じられます。
◆2268円・A5判・222頁・弦書房・福岡・2015/8刊・ISBN9784863291249

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『写真集 老農 −北上高地の生 40年の記録』●堀 忠三著

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この地に縁もゆかりもなかった著者が、旅の途中に出会って魅せられてから、40年にわたり通い続けてフィルムに刻みつけた東北は岩手の奥地・北上高地の人びとと自然。標高700メートル、冬は氷点下20度も珍しくない厳寒の地に根を下ろし、働き、生きる人びとのなんと魅力的なことか。その表情の味わい深さ、しぐさが物語る豊饒さは、言葉では表せ得ない。
 後に著者の撮影に同行してこの地を訪れた編集者の宮野芳一は言う。「大地を信じ自然と折り合いを付けながら、真摯に精一杯に、営営と生きてきた人びと。激変する時代環境のなかに生きてきた古老の表情を記録したのが本写真集だ」と。
 地に足をつけ、時を積み重ねて満ち満ちた農民・農家・農村風景を収めるこの写真集には、もはやわたしたちが見ることができない、見るすべもない、打ち捨ててしまい忘れかけてしまった生の原点、いわば生(き)の生がある。
◆4320円・A4判・11 0頁・一葉社・東京・2015/10刊・ISBN・9784871960588

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『石黒党と湯浅党』●湯浅直之/一前悦郎著

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石黒氏と湯浅氏って何か接点があったの? 書名から誰もがそう思うにちがいない。前者は倶利伽羅峠の戦いで源義仲に味方した越中国の在地領主である。後者も有名な「阿弖河荘上村百姓等片仮名書言上状」で知られる紀伊国の在地領主である。が、読み進めていくうちにその疑問も解ける。現在の富山県南砺市には湯浅姓の人々が多く住み、言い伝えによれば出自は紀伊湯浅氏だという。南砺市は中世では石黒荘弘瀬郷に該当し、石黒氏(藤原氏と改姓)の所領の一部であることから著者は石黒氏と湯浅氏とを結びつける。両氏の歴史を辿りつつ大胆な仮説をたてていく。要は鎌倉末期に湯浅一族内部の危機に際し石黒氏の招きに応じて一部が石黒荘弘瀬郷に移ってきたとする。
詳細は読んでいただくとして、状況証拠だけでは何とも判断しがたい。たしかに鎌倉御家人は全国に移動しているので可能性は十分あるのだが、ほんのわずかな断片でいいから史料的根拠が欲しいところである。
◆1620・円・四六判・193頁・桂書房・富山・2015/7刊・ISBN9784905345862

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『琉神マブヤーでーじ読本 −ヒーローソフィカル沖縄文化論』●山本 伸著

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戦後テレビのヒーローといえば「月光仮面」。変身、超人的能力、勧善懲悪の活躍で血涌き肉躍らされた。今、沖縄でローカルヒーローといえば「琉神マブヤー」。2008年琉球放送で放映以来、県内最高視聴率17.6%、各13回シリーズは今年で7年目に。年間150回を超えるキャラクターショーは1回千人、最大で2千人を集客。映画公開もされ、DVDも売れている。何が世代を超えてウチナーンチュ(沖縄人)を惹きつけるのか。その魅力をアンケートに求めると、笑い32%、方言29%、沖縄らしさ17%。主人公マブヤーは沖縄語で人間の身体に宿る霊魂、即ち人間の生命原理、沖縄に幸福、豊穣をもたらせてくれると伝えられる遥か東の海の彼方ニライカナイからやって来た。
ことほど左様に、沖縄の伝統文化・精神を体現したポップカルチャーであるからだ。その全ストーリー、解説、キャラクター、アクター、放送・上映データを収録する。ヤマトンチュにこそ観て欲しい。
◆2376円・A5判・253頁・三月社・東京・2015/8刊・ISBN・9784990775513

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『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』●田中輝美著

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「風土」という言葉があるように、地域には「風の人」と「土の人」がいる。外部から変化をもたらす風の人と根を下ろし活動する土の人。この両者がうまく混じり合い、新しい視点が生まれていく。
人口70万人を割り込み、全国で二番目に少ない島根県。ローカルジャーナリストの田中輝美と法政大学藤代ゼミ生がそんな島根に関わる8人の風の人を取材。存続が危うい離島の高校を甦らせた教育魅力化特命官。
ビジネスプランコンテストがきっかけでNPO法人を立ち上げたコーディネーター、365日公演に挑戦する劇団代表、医師、映像クリエーターなど、さまざまなジャンルの風の人が登場するが、葛藤を繰り返しつつ壁にぶち当たりながらも、人との出会いを大切にしてきた姿が浮かび上がる。
取材した側の学生たちの変化と本音も伝えられる。地方と都会といった枠に捉われない、日本の未来を面白くするヒントが 詰まっている。
◆1512円・A5判・268頁・ハーベスト出版・島根・2015/8刊・ISBN・9784864561563

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『出版業界版 悪魔の辞典』●能勢 仁著

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試しに本書のあるページを開いてみると、そこには「改装」とあって「店舗の化粧直しを指すこともある。非効率な投資がほとんどである。」との記載があります。なんだか思い当たることもあって、笑っていいのやら嘆いていいのやら反応に困ってしまいます。アンブローズ・ビアスの有名な『悪魔の辞典』に範をとった本書は、本の流通に関わる人間にとって耳が痛かったり思わず目を背けたくなるような項目に満ち溢れています。冒頭の項目もそんな中のひとつに過ぎません。しかしそれらの言葉から得られるところもまた多いはずです。なぜこのように揶揄されてしまうのか、業界の中にいる立場からでは気がつきにくい様々な問題点を考えるきっかけにもなるでしょう。
後半には、本にまつわる箴言集や出版業界の消えた用語集もついています。書籍流通業界の裏側ものぞけますので、業界関係者でなくとも、本のことを色々と知りたい方には楽しんでいただけると思います。
◆1620円・四六判・174頁・出版メディアパル・千葉・2015/8刊・ISBN9784902251999

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『たじろがず沖縄に殉じた荒井退造 −戦後70年 沖縄最後の警察部長が遺したもの』●NPO法人「菜の花街道」荒井退造顕彰事業実行委員会編著

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沖縄県糸満市摩文仁の平和公園に建つ「島守の塔」。「沖縄県知事島田叡 沖縄県警察部長荒井退蔵 終焉之地」と連名で刻まれている。戦後70年の今年、その荒井を顕彰すべく、出身地栃木県宇都宮市清原でフォーラムが開かれ、「清原の志士、沖縄に殉ず−沖縄では知らない人はいないが、内地ではほとんど知られていない人−」と題された。敗戦色濃厚な18年、沖縄に赴任した荒井は、知事や県首脳らが逃避してしまった中、敗戦の年に新たに就任した島田知事と手を携え、住民の県外や県北部への疎開に奮迅奔走する。それにより救われた命は20万にも上るといわれる。だが二人は米軍の沖縄戦終了の1 週間前、壕を出たまま行方不明となる。自決したものと思われる。
フォーラムの講演記録を基に、唯一の研究者といえる『沖縄の島守』の著者田村洋三氏の書簡、遺族による著作や新聞記事、ゆかりの人物の証言など数少ない資料により、知られざる荒井の足跡と信念に光を当てる。
◆1404円・四六判・211 11 頁・下野新聞社・栃木・2015/9刊・ISBN・9784882865957

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