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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2015年12月号発行分)

『雨森芳洲と朝鮮通信使 −未来を照らす交流の遺産』●長浜市長浜城歴史博物館編

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朝鮮の外交使節団である通信使は、1423年足利義持将軍の世に始まり、江戸時代だけでも12回を数える。中でも家康は、秀吉の出兵で悪化した関係の修復に腐心し、善隣友好の機会とした。日朝は古くから対馬藩を介して関係を結んできた。近江長浜の人である儒学者雨森芳洲は、同藩に朝鮮御用支配役佐役として仕え、生涯を日朝外交に尽くした。
本書は本年、長浜市で開催された企画展とシンポジウムの記念誌で、朝鮮出兵のきっかけともなった国書「明王贈太閤冊封文」をはじめ、芳洲の上申書「交隣提醒」、市内庄屋の「御用覚」、円山応挙が一行の行列を描いた「琵琶湖之図」などの史料図録と解説、年譜、展示資料目録からなる。芳洲は誠信(誠意と信義)外交を信念とした。素晴らしい国際感覚であり、その思想は今日の日韓関係に大きな示唆を与えるものである。
現在、両国で関係資料のユネスコ世界記憶遺産登録への取り組みが進んでいる。大変に意義深いことと思う。
◆1944円・B5変形判・135頁・サンライズ出版・滋賀・2015/9刊・ISBN・9784883255788

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『こころの原点を見つめて −めぐりめぐる乳幼児の記憶と精神療法』●小倉 清/小林隆児著

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本書は昨年の西南学院講座in Tokyo『乳幼児期体験とこころの臨床―現実と記憶の中の乳幼児期』での、児童精神科医の小倉清氏と、『「関係」からみる乳幼児の自閉症スペクトラム』(ミネルヴァ書房)の著者、小林隆児氏の講演や対談を中心に編まれている。ここで小林氏は、発達障害の見方に革命的な見解を提示している。発達障害への一般の理解は何らかの脳機能の異常によるというものだが、小林氏はその見方を退け、乳幼児期の母子間の営みにその解明の鍵を見出すのだ。その〈関係〉の在り方が、脳に不可逆的な影響を与えている可能性がある。
一方の小倉氏は、医学生だった60年前、精神科では意外なことに子どもについて考えることなんてあり得なかったと言い、そこから患者とともに子どもの頃の写真を見ながら「乳幼児期のことを思い出して、ああだったこうだったと言って興奮したり涙を流したりすること自体が治療だと思う」とする独自の精神療法を披瀝する。
◆2052円・四六判・157頁・遠見書房・東京・2015/9刊・ISBN・9784904536995

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『鉄道旅とジオラマ・ミニ鉄道 −18歳から始まる、大人の鉄道アラカルト』●AKIRA TATSUMI著

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鉄道マニアも最近はずいぶん市民権を得て、鉄道関係の本は一般向けのものも数多く出版されています。そんななか本書は日本の鉄道のみならず、ドイツ・スイスなど海外の鉄道の話題も多く盛り込み、さらには鉄道模型の世界まで踏み込んでいくというかなり欲張りな内容になっています。
著者はドイツやオランダに駐在経験があり、特にヨーロッパの鉄道に関しては詳しく書かれています。と言ってしまうとマニア向けのハードルの高い本のように聞こえてしまうかもしれませんが、「鉄道アラカルト」のサブタイトルのとおり、好きな項目どこからでも気軽に読める構成になっています。スイスの登山鉄道の紹介などで旅気分を味わうのもよいのですが、本書の白眉はドイツと日本の鉄道文化の違いでしょうか。ドイツ鉄道の運賃の徴収方法や、日本とあまりに違う切符の自動販売機の作りなどから、ドイツと日本それぞれの国民性をのぞき見ることが出来て非常に興味深いです。
◆1728円・A5判・171 頁・まむかいブックスギャラリー・東京・2015/9刊・ISBN・9784904402047

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『二十世紀酒場1 東京・さすらい一人酒 −Tabistory Books!』●多田欣也著

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酒飲みは酔ったことをすべて覚えていたら恥ずかしくて生きていけない。それを忘れ、過去の反省さえも忘れたいから飲む。飲んでいる時は、ただただ幸せなのである。そんな持論を懐に、今日も途中下車をして東京の街を探検しながら安い酒場や酒屋のカクウチ(酒屋の店頭で立ち飲みすること)を見つけ、もつ煮込みに魅了されていった。
ガーデンデザイナーでもある著者が独自の酒場論をエッセイで語り、今までに出会った店を手書きのイラストと文章で紹介したのが本書。その数は80店にも及ぶ。中には残念ながら閉店してしまった店もあるが、味わいのあるイラストとページ一杯に書かれた手書き文字が、オヤジが集う昔ながらの大衆酒場への愛着を伝えている。
著者は千葉在住のため総武線や京成線沿いの店が多いが、頑固なオヤジや呑兵衛に優しいおかみさんも含め、酒場をこよなく愛する気持ちが熱い。店のイラスト地図付き。
◆1620円・B6変型判・158頁・旅と思索社・東京・2015/10刊・ISBN・9784908309014

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『木曽義仲遺児「万寿丸」と安曇豪族「仁科氏」−皇室公領と検非違使の存在に大きくかかわった安曇野の中世史末』●曽山友滋著

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信濃国の国人領主・木曽氏の祖とされる万寿丸(木曽義基)が源義仲の子だという伝承をもとに安曇野地域の中世を探る。万寿丸に付き従った曽山光祐なる人物が、義基とともに仁科氏の家臣として戦国時代まで続いていく様子が描かれる。義仲の子=万寿丸=義基がはたして成立するのか。一般には義仲には義高以外子がいなかったといわれている。
根拠となる『曽山蔵古系図』は、慶長年間に曽山氏が豊臣政権に提出した系図であるという。系図によれば、曽山光祐の曽祖父は美濃源氏・源光保となっている。検非違使でもあった光保が、平治の乱後逃れた場所が信濃国曽山だったという。曽山の語源が検非違使庁内のセクション名からきているという話や、「伏せ検非違使」(影の検非違使!)や「検非違使の伏せ地(隠し地)」という耳慣れない用語も登場してくるが、「情報・対情報専門の特殊諜報部門セクション」という忍者やスパイみたいな存在であるという指摘には驚かされた。
◆1080円・A5判・95頁・歴研・東京・2015/9刊・ISBN・9784865480290

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