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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2016年04月号発行分)

『絵本はこころの架け橋 −大人のための絵本セラピー2』●岡田達信著

書影

りんごの木を見上げる小さなねずみ。鳥やサルが楽々とりんごを取って行くのを見て、翼があったら、木登りができたら、と羨むばかり。だけど最後にやって来たあしかと力を合わせてりんごを取ることができたのだった。
これは『りんごがたべたいねずみくん』(ポプラ社)という絵本のあらすじ。絵本というと子どものものというイメージが強いが、大人が読むとその人の価値観や考え方が現れ、実に多様な感想が返って来る。前述の絵本で言うと「協力すると色々なことが可能」「どうして他の動物に頼まないのか」「あしかみたいに困っている人を助けたい」など様々で、互いの価値観や世界観を認め合うことで視野が広がっていく。
絵本のソムリエの著者が考案した絵本セラピーのプログラムが誌上体験として楽しめる。絵本はまさに人と人をつなぐ架け橋であり、大人こそ絵本が必要かもしれない。「大人の絵本箱」として50冊のブックガイドを掲載。
◆1296円・A5判・95頁・瑞雲舎・東京・2016/2刊・ISBN・9784907613099

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『報道写真集 軌跡 大津波からの5年』●岩手日報社編

書影

5年前の東日本大震災で岩手県では甚大な津波被害が発生しました。それからの月日を地元紙である岩手日報社がまとめたのが本書です。震災直後の瓦礫の散乱する街並みの写真や、亡くなった方への祈りを捧げる写真からは、震災で失われたものの大きさを思わずにはいられません。
それでもそんな状況の中から被災地が少しずつ復興してゆく様子が見えてきます。ようやく授業を再開した学校、復旧した三陸鉄道、久しぶりの祭り。写真に写る人たちの笑顔が印象的です。思うように復興が進んでいかないという現実に直面している地域もありますが、震災後に得たつながりで乗り越えようと奮闘しています。絶望的な状況の中からでも希望を生み出して、当たり前のように復興に乗り出していく、そうした人間の日々の営みの力強さを思わずにはいられません。この力強さと5年前に感じたはずの恐れや怒り、それらを記憶に刻みつけることも読者には求められているのかもしれません。
◆1620円・A4判・184頁・岩手日報社・岩手・2016/1 刊・ISBN・9784872014167

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『信州の発酵食』●小泉武夫/横山タカ子著

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テレビでもおなじみの発酵学者、小泉武夫氏は、本書の冒頭で発酵とは何かという原理からわかりやすく解説してくれるのだが、前世紀から残されてきた課題は発酵によって解決するとまで述べている。産業革命やIT革命に匹敵するような「発酵革命」が今起きようとしている、と。
また、発酵食である味噌が、放射性物質を体外に排出する力を有しているとする実に興味深い研究も紹介されている。そしてそんな発酵食を長い歴史の中で培ってきた信州の豊かな食文化が具体的に詳解されている。長野県の発酵食と聞くと、漠然と信州味噌や野沢菜等の漬物が思い浮かぶが、続いて、そんな発酵食文化の担い手である長野の老舗企業が取材されている。最後に、料理研究家である横山タカ子氏による信州の台所発の発酵レシピが紹介される。
2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたが、小泉氏は「食を研究している私には和食の原点が長野県にあるように見える」と述べている。
◆1296円・A5判・127頁・しなのき書房・長野・2016/1 刊・ISBN・9784903002491

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『人間の条件1942 −誰が中国の飢餓難民を救ったか』●劉 震雲著/劉 燕子訳

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1940年代の中国は、国民党、共産党、日米英などが入り乱れ、政治情勢は錯綜し、社会は複雑を極めていた。そのような時、河南省は大旱魃とそれに続く未曽有の蝗害で、人口3千万の内、3百万の餓死者と3百万の難民を発生させ、生きるどころか、人間らしく死ぬことすらもできない凄惨な状況に見舞われた。
だが国民党政府は、それに目をつぶったばかりか、過酷な課税や軍糧の徴収を続けた。この絶望的な事態を救ったのは、皮肉にも侵攻してきた日本軍による食糧放出であった。人道的見地からではなく、戦略的意図であったが、それでも多くの命を救った。その史実を追った実録小説と、2012年に映画化されたシナリオを収録する。1993年に原著『温故1942』が発表されて以来、中国で大きな論争を呼んでいるが、決して日本軍や戦争を美化したものではない。タブーの封印を解き、民衆の生活が歴史を変え、創り出すものであることを、この小説は伝えている。
◆1836円・四六判・361 頁・中国書店(集広舎)・福岡・2016/1 刊・ISBN・9784904213377

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『ケンパーマンの明治7年神道報告 −あるドイツ人の明治初期「日本学」事始め』●長沢 敬訳・解説

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東京のドイツ領事館通訳だったペーター・ケンパーマンが明治7年に発表した『カミの教えについての報告』について、訳者の長沢敬氏は、まったく無名のこのドイツ人の神道研究報告書が、著名なアーネスト・サトウの神道関連論文と同様、外国人による神道研究の先駆けであったとしている。その内容を読み解いてみると、仏教や儒教の影響以前の素朴な元の信仰が今や失われているといった論調が窺える。この純粋な古神道への外国人の関心はどこから来るのか。
訳者は、ケンパーマンに神道を教示した平田派国学者の影響を指摘しているが、本書に収められているケンパーマンのもう一つの論文『コレアと日本に関する報告』を読むとその理由を見出せる。そこでは、今ではその真実性が疑われている神代文字とハングルの類似性を根拠にしながら、仏教や儒教の影響以前の朝鮮半島の信仰・文化と日本のそれが同型であると推論している。つまりケンパーマンの純粋な古神道への情熱は、日本人の由来を朝鮮半島に求める人類学的関心に基づいていたわけである。
◆1944円・A5判・175頁・今井出版・鳥取・2015/12刊・ISBN・978486611110080

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