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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2016年08月号発行分)

『沖縄への短い帰還』●池澤夏樹著

書影

1994年から2004年まで10年、沖縄で暮らした著者。移住の前年には沖縄の文化や自然、料理や言葉などに魅了され、振り返れば9回も訪れていたことに気付き、ならば居を移して用事がある時だけ上京すればいいと思い立った。この島における自分の身分はまず「勝手な特派員」であり、また「帰りそびれた観光客」でもあったと自認。前者はもっぱら政治的な姿勢で沖縄が直面している問題を内地のメディアにレポートし、後者は文化や風俗、食事など、もろもろについて沖縄にいる喜びをエッセイや小説の形で綴った。
それら沖縄に関するエッセイ、書評、インタビュー、講演、掌編小説を厳選したのが本書。沖縄に住まなければ見えて来なかった基地問題の新たな側面や、ある島で昔ながらの風葬が途絶えてしまった原因についてなど、柔剛取り混ぜ、特派員及び観光客ならではの視点が光っている。現在は札幌在住の“移動し続ける作家”の今後の活躍にも期待したい。
◆2592円・四六判・334頁・ボーダーインク・沖縄・2016/5刊・ISBN9784899823025

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『鯨取りの社会史 −シーボルトや江戸の学者たちが見た日本捕鯨』●森弘子 宮崎克則著

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江戸時代、一大基幹産業となった西海地方(九州北部)の捕鯨の様子をその加工を含め、当時の絵巻から明らかにする。『小児の弄鯨の一件の巻』『鯨絵巻』『勇魚取絵詞』『鯨史稿』『鯨漁叢話』などの絵巻やシーボルトの伝聞録から、捕鯨は江戸時代には組織的となり、江戸後期に最盛期を迎え、年に400〜500頭を捕ったという。何艘もの小舟で鯨を囲み、網の中に追い込んで銛(もり)を用いて捕っていたことがわかる。
捕鯨の目的は、日本でも欧米でも油をとることで、セミクジラ1 頭で600~900樽の油となるという。日本では、油は灯油や水稲栽培の防虫用に利用し、赤肉部分は食用(塩漬肉)、その他肥料、ひげは工芸品の材料となり、捨てる部位はほとんどなかったようだ。
しかし江戸後期には、1 艘で40頭捕る欧米の巨大捕鯨船が日本近海に姿を見せはじめ、幕末ともなると米国船だけで100艘、1 年にすると4000頭もの捕鯨となった。かくして、日本の捕鯨は急速に衰退していったという。
◆4320円・A5判・252頁・花乱社・福岡・2016/5刊・ISBN9784905327547

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『後藤総合車両所 PHOTO BOOK』●西日本旅客鉄道株式会社米子支社後藤総合車両所監修

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山陰の鉄道の魅力を一冊に詰め込んだ『山陰駅旅』の今井出版が放つ、山陰鉄道シリーズの第二弾。今度の舞台は鳥取県米子市にある、JR西日本後藤総合車両所。ここで手掛ける業務は山陰を走る車両たちの点検・整備をはじめ、車両のリニューアル等の改造工事、さらには智頭急行など他社車両のエンジン修理など幅広いものです。まさに山陰の鉄道を裏から支える要の施設といえるでしょう。
そんな普段見ることのできない車両工場の日常風景が美しい写真によって紹介されています。取り外されたディーゼル機関車の巨大なエンジンに圧倒される一方、それらを構成するネジ一本にまで及ぶ点検は繊細を極めます。磨き上げられたパーツの輝きや、日頃使う道具ひとつひとつに至るまで徹底された整理整頓ぶりも美しい。その美しさこそが日々の安全を支えています。そしてなによりそこで働く職人さんたちの眼差しからは仕事の厳しさと、山陰の鉄路を担う誇りが伝わってきます。
◆2160円・240mm×250mm判・107頁・今井出版・鳥取・2016/5刊・ISBN978486611110219

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『加賀藩救恤考 −非人小屋の成立と限界』●丸本由美子著

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近年、地震・噴火・豪雨などが予測を上回る規模で日本列島に甚大な被害をもたらしている。その度に多くの罹災者が生まれ苦しみを強いられる。当然ながら歴史学の立場から災害を正面に見据える研究書が以前にも増して数多く出版されている。
本書は、近世の加賀藩を対象に災害困窮民をいかに為政者が救済(「救恤」)していったのかを実証的に考察したものである。加賀藩主第5代・前田綱紀は他藩に先駆けて「非人小屋」を創設する。飢饉下・平常下を問わず恒常的に困窮民に衣食住を提供し体力が回復したら社会復帰させるという他藩にみられない画期的なものであった。だが、収容者=「非人」の名称が一方で身分をも意味することから混乱を招く原因となる。江戸中期以降になると差別感情が高まり収容忌避が生じたため、新たに「御救小屋」を設立、収容者=「御救人」へと変化、非常時・臨時的な機能を担った。一方の非人小屋も長期療養的な性格を有し存続していく。
◆3996円・A5判・235頁・桂書房・富山・2016/6刊・ISBN9784866270074

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『がんばれ!児童図書館員』●杉山きく子著

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都立図書館と国立国会図書館国際子ども図書館での38年間の勤務のほとんどを児童サービスに携わり、退職後も東京子ども図書館理事として活動を続ける著者から、是非後に続いて欲しいと願う児童図書館員に向けた熱いエール。児童サービスは、子どもたちが本と出会い、本と物語の楽しみを知り、好奇心と冒険心を高め、想像力を豊かにし、困難に立ち向かう力を養う最も大切な時期に立ち会って手を差し伸べる重要で崇高な任務。何よりも高い専門性が求められる。だが、置かれた状況は厳しく、研修すら十分に受けられず、知識と経験を次代につなげていくことが困難な時代になっている。
それならばと著者は、長年培ってきた子どもの本を知るためのノウハウ、書誌作りの方法、児童サービスの実践的なレファレンススキル、子どもの読書行動に関する知見を惜しみなく開示する。その上で、目指せ!児童図書館員、10年はがんばれ、積極的な姿勢を持とうと背中を押す。
◆1944円・A5判・286頁・東京子ども図書館・東京・2016/4刊・ISBN9784885692239

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『親子で読む大祓詞物語』●文・吉村政徳/絵・深田泰介著

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祭りや結婚式、地鎮祭などでよく神主さんが唱えている祝詞について、一般の人たちが字句の意味を調べたり内容を深く考えたりすることは少ないだろう。本書にある「大祓詞」(おおはらえのことば)は古くは「中臣祓詞」(なかとみのはらえことば)と言われ、奈良時代以前から存続してきたとされる古い祝詞のひとつ。1200年以上の歴史を持つが、最も広く普及したポピュラーな祝詞でもある。
多くの神社で行われる6月の「夏越の大祓」と12月の「大晦日の大祓」に神前で唱えられる。内容は、神道の根幹をなす、罪穢れと祓い清めにいて神話的に語られている。本書ではそれを子どもでも読めるように平明な現代語訳にして絵を付けた。また大人向けの現代語訳と原文も巻末に掲載されている。一般の家庭で親がこの絵本を子どもに読み聞かせる場面は想像しにくいが、日本人の生活習慣に染みついている神道の本質を理解したいと思いつつも適当な本が見つからない大人にとっては、格好の入門書になる。
◆1296円・B5判・35頁・神社新報社・東京・2016/2刊・ISBN9784908128073

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