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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2017年08月号発行分)

『熊本地震2016の記憶』●岩岡中正著

書影

編者は言う。熊本地震とは何だったのか。地震の衝撃から復興へ、その間、私たちはどんな気持ちで何を思い考え、どう行動し、これをどう記録し表現してきたのか。私たちは、未来へ向けてこの体験と思いを書き残しておかなければならないと考えて、本書を編んだ。
T部(想う)は、地震の中心地・益城町や南阿蘇村、また熊本市の現地から、さまざまな人が語る。なお渡辺京二氏も原稿を寄せている。U部(詠む)では、俳句という形で、半年にわたる地震を移ろいゆく季節の中で表現する。V部(書く)は、4月から10月までをメモした熊本市の古書店主による生々しい震災日記を紹介する。日々の現実を知ることができ圧巻だ。W部(繋ぐ)では、古文書を読み解いて歴史を辿る。とくに永青文庫細川家資料は有用だ。X部は資料で、各種データ、被害概要そして経過を年表とし、熊本地震の全体像を示した。
こうして9名の執筆者によって、いろいろな角度から熊本地震に光が当てられた。
◆1944円・A5判・167頁・弦書房・福岡・2017/3刊・ISBN9784863291492

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『秋田・ダム湖に消えた村』●佐藤晃之輔編著

書影

ダムには治水(洪水の調節)、利水(上水、工業用水、農業用水の供給)、発電(電力の供給)の3つの目的があり、現在およそ3000のダムが全国各地で稼働している。一方、ダム建設は、その多くにおいて集落の移転・水没を伴っている。ダム湖畔に建つ離村記念碑を見かけたとき、「ここにどんな集落があったのだろうか」と思われる方は多いのではないだろうか。
本書では、秋田県内9つの集落移転を伴うダムの現況を紹介し、移転・水没した33集落の往時の写真を多数取り上げている。集落移転があった時期は、昭和20年代(森吉ダム)から平成初期(森吉山ダム)までと幅広く、写真にはその時代の匂いが色濃く反映されている。編著者は、秋田県内の消えた村(廃村)にくまなく足を運び、消えた村に係わる書籍を5冊出版している。
時代が進むにつれ「集落があったことを後世に伝える」、これら書籍の意義は高まっていくことだろう。
◆1620円・A5判・123頁・秋田文化出版・秋田・2017/6刊・ISBN9784870225770

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『ほら なにもかも おちてくる』●ジーン・ジオン著/マーガレット・ブロイ・グレアム絵/まさきるりこ訳

書影

風に舞って楽しげに花びんから花びらがテーブルの上に音もなく落ちて来る。公園では噴水の水が落ちて来て、水の中では魚が泳ぎ、小鳥たちが水浴びをして遊んでいる。りんごが木から落ち、海では子どもたちが作った砂の城が崩れて水の中に落ちる。秋には木の葉がはらはらと、冬には雪が落ちて来る。
雨は小川や湖を満たし、苗を育て花を咲かせてくれる。夜のとばりが下りて、星が降ると、おやすみの時間。朝になるとお父さんがベッドからジミーを抱き上げ、空中にぽーんと放り上げるが……。
本書はロングセラーの絵本「どろんこハリー」の名コンビのデビュー作で、アメリカで出版された絵本の中ですぐれたものに贈られるコールデコット・オナー賞の1952年度受賞作。“おちる”をキーワードに四季の移ろいや自然の豊かさといった不変のテーマを表現している。子どもや動物も生き生きと描かれ、ずっと読み継がれてほしい絵本である。
◆1404円・A4判・30頁・瑞雲舎・東京・2017/4刊・ISBN9784907613167

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『満洲文化物語 −ユートピアを目指した日本人』●喜多由浩著

書影

満州と聞けば、悲惨な戦争や植民地支配が連想されるが、昭和7年に関東軍主導で満州国が建国される以前、日本人により豊穣な文化・芸術が花開き、トップレベルの教育が施され、近代的な都市生活が営まれていたことは余り語られることがない。タブー視されてきたといってもいいのかもしれない。日露戦争後の1900年代前半、満州に渡った日本人が、この地に築こうとした夢、ユートピアとは何であったのか。井上ひさしが描いた連鎖商連街、ミフネを育てた写真館、山田耕筰のいた音楽の都哈爾濱、都市計画により上下水道が完備した暮らし、祖国のために命を賭けた若者たちとその中心にいた石原莞爾、技術の粋を集めた特急あじあ号、満州計画の中核を担った満鉄、満鉄勤務の東海林太郎は論文が左翼的とされ田舎町の図書館長に左遷される。
興味深いエピソード満載である。そこには満鉄初代総裁後藤新平のポリシー「文裝的武備」が流れていると知り納得させられた。
◆1512円・四六判・270頁・中国書店(集広舎)・福岡・2017/4刊・ISBN9784904213483

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『戦争青春記』●秋葉 洋著

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戦前・戦中の青春時代、陸軍幼年学校・士官学校を経て中尉へと職業軍人の道を歩んだ著者(故人)の痛切で率直な体験記。特に、著者が身をもって体験した敗戦時の「帝国陸軍部隊の自滅崩壊」のなまなましい告白記録は珍しく、この国の侵略戦争や軍国主義支配の実態と愚劣な本質を存分に暴き出している。「……平和の下で生まれ育った若い方々に、つい半世紀程前の日本が天皇を神として崇め、自国を神の国と称して他民族支配の口実を創り、国民を侵略戦争の桎梏の下に縛りつけていたという事実を再認識して頂けるだけで充分満足です。そして若し出来るならば、軍国主義支配を許し、アジアの国々に塗炭の苦しみを強いた過去の経験から、象徴になった筈の天皇を国主に復活させようとする最近の危険な傾向を阻止するためには今どうすれば良いかを考えて戴ければ、もっと満足出来るでしょう」(本書「読んで下さる方々へ」より)
1文字1文字刻み付けるように書き遺した、著者の静かな怒りを含む切実な遺稿集。
◆1944円・四六判・294頁・一葉社・東京・2017/5刊・ISBN9784871960632

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『鎖国の地球儀 −江戸の〈世界〉ものしり帖』●松尾龍之介著

書影

江戸時代の安永五(1708)年、京都で一冊の書物が出版されました。その名は『増補華夷通商考』。著者は西川如見。長崎に住む学問好きな町人でした。この書物は世界各地の風土や特産品などをまとめたものです。当時は鎖国により、限られた窓口しか外国には開いていませんでしたが、この書物には多くの海外の情報が収められています。まさに日本初の海外地理書といえるでしょう。本書はそんな『増補華夷通商考』を現代文に訳して詳しく紹介してくれます。
もちろん時代の制約もあり荒唐無稽な話も多く、遠方の地については不正確な情報も多くなっていきます。それでも如見のアジア・中東・ヨーロッパのみならず南米やオーストラリアまでも記述する視野の広さ、そして知識を得ようとする意欲には舌を巻きます。地球上のあらゆる土地の情報が得られるインターナショナルな長崎の雰囲気や、当時の日本人も決して海外について無知だったわけではないことがよく伝わってきます。
◆2484円・A5判・283頁・弦書房・福岡・2017/6刊・ISBN9784863291539

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