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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2018年01月号発行分)

『ほっとかない郊外 −ニュータウンを次世代につなぐ』●泉北ほっとかない郊外編集委員会編著

書影

1960年代後半の高度経済成長期、東京、大阪など大都市圏郊外の緑豊かな丘陵を開発したニュータウンは国民の憧れ、夢であった。それから半世紀、住民の高齢化が進行した今、皮肉にもそこは高齢者の住む環境でなかったことが露見した。空き家増加、人口減少。大阪府堺市の泉北ニュータウンも例外ではない。でもここはかけがえのない終の棲家。現状をなんとか変えようと地域内のNPO法人、企業、大学、行政が「ほっとけない精神」で立ち上がった。
まずは住民アンケート、そして、高齢者の生活を支援する住と食の拠点づくり。次いで、寝に帰るだけの場所から、暮らし、働き、楽しむ場所への「職住一体居住」イノベーション。街の魅力を再発見し、街を楽しもうと様々な住民参加企画。こうした「泉北スタイル」を構築していこうとする人々の奮闘記。この街に住み、明るく生きようという気持ちさえあれば社会は変わる。「泉北スタイル」は全国ニュータウン再生モデルだ。
◆2052・円・四六判・272頁・大阪公立大学共同出版会・大阪・2017/10刊・ISBN9784907209766

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『宮本研エッセイ・コレクション1 1957−67 夏雲の記憶』●宮本 研著

書影

戦後を代表する劇作家である宮本研は、昨2016年俳優座と文化座で立て続けに上演されて話題を博した『反応工程』や岸田戯曲賞受賞の『日本人民共和国』などの《戦後史四部作》をはじめ、『阿Q外傳』などの《革命伝説四部作》、田中正造を扱った代表作『明治の柩』など、現在でも多くの劇団で上演され続けている数々の傑作・名作劇を書き残した。
また、宮本研は、優れた劇作家であると同時に名エッセイストでもあり、生涯に書き表したエッセイは優に500編を超える。そのほとんどを初めて本にまとめたのが、この『宮本研エッセイ・コレクション』全4巻である。収録にあたっては、初出発表年ごとに4巻に分け、さらにテーマごとに章立てをして、各章内は原則として発表年月日順に配列した。このエッセイ・コレクションは、いわば宮本研の「もう一つの作品集」と言えよう。この本は、その1巻目である。
◆3240円・四六判・351 頁・一葉社・東京・2017/12刊・ISBN9784871960663

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『松江城をつくった堀尾一族のあしあと』●石井 悠著

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松江といってすぐに頭に浮かぶのは、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲、それと茶道文化を広めた松平治郷(不昧)だろうか。茶道に欠かせない和菓子が京都や金沢と並んで有名である。が、何といっても国宝・松江城を第一に挙げる人が多いに違いない。城をつくったのは堀尾吉晴。大河ドラマ『功名が辻』によってその名が注目されたのは記憶に新しい。信長・秀吉に仕えた尾張出身の武将で、とくに秀吉からの信頼が篤かった人物である。所領も転々と移動したところから城普請にも精通した。
今風に言えば、仕事ぶりが優秀な転勤族といったところか。息子忠氏の時に関ヶ原の戦いで徳川方に味方し、出雲・隠岐を拝領。月山富田城の軍事防御や交通の便などの悪さから、中世以来水運や港町で栄えた「末次」・「白潟」の地に城を築く。宍道湖と中海との間に形成された砂州であり、陸・海の交通の要衝である。掘割を巡らした天守閣および城下町の完成は忠氏の子・忠晴時代である。
◆1296円・B6判・214頁・ハーベスト出版・島根・2017/10刊・ISBN9784864562508

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『メタファー思考は科学の母』●大嶋 仁著

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著者は歌はいのちの力であると言い、文学は個人の心や社会を育て人類を守るなどと言うが、本書は、情動教育が大切だといった類の素朴なエッセーではない。脳科学や精神分析の見解を引用しながら、対象を別のものに喩えたり、自己の身体感覚や生命感覚を世界に投影するアニミズム的と言ってもいいメタファー思考が、実は人の認知機能を支えており、「物語は脳に備わっている」ということを考察した科学的な論考の書である。本書で取り上げられている認知科学者のマーク・ターナーは、人のメタファー能力は、文学上の表現手法としてばかりではなく、人間の思考の基本方式であると言っているという。概念的論理的な思考はその基本があって初めて十全に育まれる。
この、認識や思考の基層としての物語能力が近代になって生み出した個人史物語として、志賀直哉の『暗夜行路』が精神分析的視点でとり上げられる。またさらに、神話なき時代に社会の自己形成に必要な社会の物語の例として、フォークナーの『響きと怒り』が考察される。
◆2052円・四六判・229頁・弦書房・福岡・2017/10刊・ISBN9784863291577

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『文字と楽園 −精興社書体であじわう現代文学』●正木香子著

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百年以上の歴史を持つ印刷会社「精興社」。創業者の白井赫太郎はオリジナル活字の開発に着手し、活字彫刻家の君塚樹石に書体を依頼して完成したのが精興社書体で、多くの作家と読者に長年愛されてきた。十歳の時にミヒャエル・エンデの「はてしない物語」でこの活字に出会った著者は文字の生命力、書体の個性に魅了されるようになる。
精興社書体がよく似合うのは川上弘美、三島由紀夫は「金閣寺」というひとつの作品で三つの書体を体感した、精興社書体で受賞作が出版された芥川賞作家は現時点でわずか三人しかいないなど、独特のエピソードを織り交ぜながら、精興社書体で書かれた現代文学を取り上げ、自身の読書観を示す。日本語で思考しながら同時に文字を思い浮かべ、話す時も聞く時も音色や味覚でさえ文字のイメージが浮かぶ著者は言わば「絶対文字感」の持ち主。新鮮な視点から活字の語る声を聞かせてくれる。
◆1620円・四六判・221 頁・本の雑誌社・東京・2017/11刊・ISBN9784860114060

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