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地方・小出版流通センター発行情報誌「アクセス」より

新刊ダイジェスト(2018年05月号発行分)

『大谷翔平 挑戦 −境界線を越えろ』●岩手日報社編著

書影

日本のプロ野球と時を同じくして開幕したメジャーリーグ。その開幕戦に野手で先発出場してヒットを放ち、第4戦では投手で先発し、見事初勝利を収め、本拠地初打席では3ランホームランまで飛び出すという快進撃を見せた大谷翔平。彼は日本の夢を乗せてどこまで羽ばたいていくのだろうか。岩手県花巻高校時代には球速160キロをマーク。卒業後はメジャー挑戦を表明していたが、日本ハムに一位指名され、日本球界入り。常識を覆す二刀流でファンを存分に魅了した。そんな大谷の歩みをそれまで取材してきた記者が地元紙ならではの視点でまとめた。
日本ハムの栗山英樹監督と花巻東高の佐々木洋監督や家族、友人が大谷を語る。成績一覧はもちろん、高校一年時に大谷が書いた目標達成シートが掲載されているのも貴重。メジャー初勝利で“全体的に楽しめた”と答えた大谷。自らの力で未到の地を切り開く背番号17からますます目が離せない。
◆1,404円・A4判・96頁・岩手日報社・岩手・2018/2刊・ISBN9784872018295

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『松浦武四郎入門』●山本 命著

書影

江戸時代に北を目指した探検家として、最上徳内、間宮林蔵と並び称される松浦武四郎。三人に共通するものは、並外れた好奇心と知識欲、それに体力だ。文政8(1818)年、現在の三重県松坂市の郷士の家に生まれた松浦は、幼少時に『名所図絵』を愛読、16歳で家出し、江戸で見つかって連れ戻されるが、翌年から諸国を行脚、長崎で出家、朝鮮渡航を願うが果たせずにいるうちに蝦夷地の危機を知り、北方への思いを募らせたのだという。商人の手代となって初めて蝦夷の地を踏んだのは弘化2(1845)、28歳の時である。
以来、6回に及ぶ探査、明治維新後は開拓使判官に任用され、道名の名付け親になった。71年の生涯に見聞録など200点以上の書物を物し、著者をして「見る、聞く、記す。本にする。旅に生きた小さな巨人」と言わしめる。その巨人が記した精密極まる『東西蝦夷山川地理取調図』やゆかりの地の写真などを交え、壮大な足跡を楽しくたどるガイドブックである。
◆1,080円・A5判・143頁・月兎舎・三重・2018/3刊・ISBN9784907208127

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『最後の漂海民 −西海の家船と海女』●東 靖晋著

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『肥前国風土記』などに登場する「白水郎(あま)」。西北九州の潜水漁撈者であり、中世には「海夫」と呼ばれた人びとである。その流れをくむのが「家船(えぶね)」ではないかと著者は推論する。「家船」は近世から姿を現し、昭和前期までその存在が確認される。船を住処とする漂泊漁撈民で長崎県西彼杵半島瀬戸が本拠地。漁法は「ホコ突き」と「潜り」。アワビやサザエなど根(岩)についた物を獲るから「根つき商売」。
一方の対馬・曲(まがり)の海女。中世から近世にかけて筑前鐘崎(宗像市)から対馬へ移動・定着した。宗氏による「対馬八海御免」のお墨付きで島周辺の漁業権を獲得。が、外部から移住した彼女らに待っていたのは閉鎖的な共同体の排他的な差別だ。「曲=間借り」との古老の一言はその厳しい現実を物語って余りある。注目する点は、両者が共通して貴種に自らの拠りどころを求めたこと。「家船」は藩主・大村氏、曲の海女は安徳天皇と藩主・宗氏。興味ある方は本書を。
◆1,944円・四六判・215頁・弦書房・福岡・2018/3刊・ISBN9784863291676

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『滋賀・びわ湖 −水辺の祈りと暮らし』●淡海文化を育てる会著編

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平成27年、日本遺産の認定を受けた「琵琶湖とその水辺景観」の構成資産を、日英対訳で紹介する入門ガイドブック。琵琶湖をめぐる信仰や暮らし、武将たちの痕跡等々を「水」との関わりから、豊富な写真とともに紹介している。日本仏教発祥の地、また日本仏教の母山と言われる比叡山延暦寺や、日本で最初に弁財天信仰が根付いた竹生島宝厳寺は言うに及ばず、一般的にはあまり知られていない寺社の由来や水にまつわる神事民俗には、神話的あるいは宗教的想像力を刺激して止まないものがある。
また、本書ではわずかに触れられているだけだが、京都府と滋賀県を流れる安曇川流域でしか見られない「シコブチ信仰」も見逃すことができない。杣山で切り出した木材を水上輸送する筏乗りや安曇川水系に暮らす人々は川の魔物から守ってくれるシコブチという神を信仰しており、川を見渡せる場所にあるいくつもの社や祠は、いずれも河童伝説を残しているという。その地域性と由来などについてもっと調べたくなる。
◆2,160円・A5判・127頁・サンライズ出版・滋賀・2018/3刊・ISBN9784883256297

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『芸備線写真集』●山岡亮治著

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岡山県の備中神代駅から広島駅までの159.1 キロを結ぶJR芸備線。路線のほとんどは中国山地の中を走ります。かつては広島と米子を結ぶ急行「ちどり」やスキー客を運ぶ臨時列車が数多く走ったこの路線も、今は普通と快速が走るのみ。一部区間では一日三往復しか列車が走りません。
それでも今日も地元の人を乗せて走り続けます。備北地方は豪雪地帯ですが、雪の降りしきる朝でもそれは変わることはありません。春には田圃の代掻きを横目に。そして夏にはカープのユニホーム姿の人も。花火の下にたたずむ備後西城駅には「乗って守ろう芸備線」のスローガンも見えます。昔より寂しくはなりましたが、今も地元の人々にとっては大事な路線です。春夏秋冬それぞれに人々の暮らしに完全に溶け込んだ、芸備線のある里山風景の美しさを堪能することが出来ます。巻末には山中の乗継ぎ駅としてかつて繁栄を極めた、備後落合駅勤務の鉄道員の方々の貴重なお話も収録されています。
◆2,160円・240mm×250mm・107頁・今井出版・鳥取・2018/1刊・ISBN9784866111025

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『木次線ローカルガイド』●ハーベスト出版編

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島根県を走るJR木次線。ローカル線の御多分に漏れず利用者の減少に悩まされています。何とか沿線の魅力をもっと発信して地域を活性化したい。色々な人に利用してもらいたい。その一助にと本書は編まれました。編集に携わった大学生が紹介するのはおしゃれなカフェや美味しいものだけではありません。謎のダビデ像などの不思議スポットやオロチ看板探索などマニアックなものもあります。オロチといえば木次線の走る雲南地方はヤマタノオロチ伝説のふるさと。沿線の各地で演じられる、神話に題材をとった神楽の解説も読み応えがあります。委託駅が多くて無人駅が少ないのもいいところ。
取材に答える地元の方々の笑顔には木次線への愛があふれています。同じ島根県を走っていたJR三江線は先頃廃止されてしまいましたが、木次線に同じ道を辿らせたくないという沿線の人たちの強い思いも伝わります。奥出雲の魅力を知り、のんびり列車に揺られたくなる。そんな一冊です。
◆1,296円・B5判・88頁・ハーベスト出版・島根・2018/2刊・ISBN9784864562638

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